「もう中間管理職に疲れた・・・」
きっと心の底から管理職に疲れている。
または精神的に穏やかではなく、もう辞めたいくらいの状況になっているかもしれません。
30代以降になれば会社でもリーダー、主任などまとめ役となる年代になる方も増え、中間管理職になる年代です。
私は中間管理職という職務に30代半ばで出世し、たった1年でその仕事に疲れ転職した人間です。
これまで期待されながら進んできたキャリアを、手放したのは、管理職という非常に難しく責任のある職に疲れたから。
しかし今は、管理職の経験と失敗を活かし、新しい環境で仕事をスタートさせています。
当記事は、誰もが抱える中間管理職の疲れに対する対処法についてお伝えします。
中間管理職に疲れた理由を経験者が語る
- 肉体的な疲れ
- 精神的な疲れ
- 人間関係の疲れ
中間管理職を経験されている方なら上記2点に疲れ、悩まれているのではないでしょうか。
実体験として経験した私も、肉体的・精神的・人間関係には非常に悩まされました。
労働時間のかかる仕事に肉体的に疲れた
私の場合、教育業で働いていました。
教育の分野で働きたい方もいると思うので良かったことや厳しかったことなどはまたお伝えします。
私は去年管理職になった結果、そこで月の残業時間が平均70~80時間でした。
教育というのは昼間は生徒対応、夕方は事務作業、夜は保護者対応と定時で終われる仕事ではないです。
今でも先生の労働時間は問題になっていますが、現場からしたらなかなか帰れない職種だったです。
現場が帰れないということはもちろん管理している者も帰れません。
その学校の就業規則には
「管理者はどの職員よりも早く出勤しすべての従業員の仕事をい届けて帰社をしなければならない」
とあったので、全く帰ることができませんでした。
ただ無駄に残っているわけではなく帰れないほど仕事が多かったというのはあります。
クレーム処理であったり、書類関係の整理など仕事の幅も多岐にわたります。
それだけでもかなりの残業時間だったのですが、責任者会議で言われたのが私以外の管理者の方が遅くまで残っている、頑張っていると評価が高かったのです。
それ以上仕事しろということかと思うとより体が疲れてしまってしまいました。
あの1年は正直何をしていたのかあまり覚えていない時期もありました。
結果を求められる仕事に精神的に疲れた
私立の学校は生徒なくして経営が成り立たないので、毎年の生徒募集に力を入れていました。
その年何人生徒が入学したかが営業成績になるため、管理職になるとその数字を管理することに追われました。
平日は在籍している生徒や保護者の対応をすれば、土日はオープンキャンパスや合同説明会で相談があります。
どちらも大切なので、その分休みが取りづらい環境でした。
また、よく管理職になると「上と下の板挟み」といいますが、実際になってみて本当にその通りでした。
私は同じ支社の現場上がりの管理職となったので、よりその板挟みはありました。
最初管理職になったときに、他の支社の管理職の先輩から「同じ支社から上に立つのは大変だよ」と聞かされていました。
私の中では気心の知れた人たちだったので大丈夫かなと思ったのですが、やはりうまくはいきませんでした。
管理職になると、現場とは違った視点をもたなくてはいけません。
それはさらに上の方からの指示もありますが、肝心なのはその上の考えをうまく現場に説明していくことです。
そのうえでは、まずトップの意見を理解するのに苦労しました。
遅くまで仕事は当たり前、自分の指示を具現化しないのは反逆、そんなワンマンな会社はまだあります。
私もそんな会社の管理職としてこの1年は残業も月70~90時間、休みも週1日くらいでやってきました。
その精神的苦痛にもやられました。
中間管理職を辞めたい時の対処法
中間管理職に疲れ辞めたいと思っていたら、心の健康・休んで発散・ポンコツ作戦といった対処法をおすすめします。
結論として、管理職だからと言って疲れを溜めず、オールマイティー選手でいなくても大丈夫だということです。
これは転職し、今の仕事で中間管理職を務められている方を見ても強く思います。
ただ、いま管理職にいる立場で疲れている人は、視野がせまい傾向があります。
だからこそ、下記のような対処法をお試しください。
仕事に疲れたら管理職でも休んで発散
中間管理職だから…ではなく最もやらなくてはいけなかったのがこれでした。
前述した通り、これまでの私の仕事では休みもなかなか取れないような状況でした。
そこまで辞めたいとなってしまうくらいなら、どうせ評価も関係ないと割り思いきって休むべきでした。
仕事場だけの小さな考えだけでなく、友達やオフ会や趣味特技なんでもいいです。
とにかく仕事のことはスパっと頭から切り離し全く違った視点で仕事というものを考えてみる。
そうすると、また仕事に向かえるものだったりします。
人間って不思議ですけど、自分より大変だなと思ったりすることがあると今の方がいいなと思えたりすることってよくあることです。
友達やいろんな会で自分の環境を話すとそれ以上に厳しい人もいたりするかもしれないのでおすすめです。
また、自分は辞めると決まってから有給を使って家族で一週間旅行にいきました。
とても癒される旅だったのですが、その旅行で仕事から頭を離してみるとやっぱり会社の良さだったりを気づく機会になりました。
疲れたら休む。これ絶対です。
疲れたら「万事尽くし天命を待つ」心を持つ
これは辞めるときに別の支店の管理職の方にいわれたことです。
言葉の通り、自分が思うすべてをやりきったのだから、あとはなるようにしかならないということです。
私の中ではここまでやってもダメだったかと結果について反省し自分ではできないと言う決断をしました。
しかし自分がやれる最大限やって結果が出なかったのだから。
それは自分を管理職に任命した上の責任だ、くらいで思っておけばいいんだよと言われたときに私とは全く違う考えでビックリしました。
どこかスーっと心に入っていくものもあり本当にそれくらいで思っておくくらいが良いのだと最後の最後に感じました。
中間管理職はポンコツ作戦がもっとも効果的
これは会社を辞める1ヶ月間で思ったことです。私の引き継ぎで新しい管理職が来ました。
その方は年齢が私よりも20歳も年上のヘッドハンティングでこられた方でした。
当然キャリアはあるものの会社のことなんてまったくわからないので、とにかくなんでも聞かれその1ヶ月間はなんでもしてあげました。
その方も風貌は管理職って感じでしたが実質は何もできないので現場の人たちがあれよこれよと助けてやっていくんだろうなという図式が見えました。
それで自分と同じ、いやそれ以上の年収がもらえるんだからやってられないですよね…(笑)
でも裏を返せば自分が現場にたいしてやり過ぎたのではないかと反省しています。
もっと知らないから割り振ったり(本当に知らないことを丸投げする)
知ってて割り振ったり(わかっていることも知らないふりして現場に任せたり)するべきでした。
で、それでも現場はなんとかやるんですよね、これが。
嫌な顔されても鈍感に物事を捉えて、気が向いたときにちょっとだけ手伝えば現場はよかったりしますから。
ポンコツ万歳ですよ、まじで。確信犯でやってる管理者もいるでしょうね。
まぁ大半は素でやってるでしょうけど。
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管理職に疲れたから…でも辞める前に考えよう
「時間・休日・給与」
管理職にまで出世したのに疲れたから辞めたいと思うのはわかりますが、この3点についてはよく考えましょう。
その点においても、経験談をお伝えします。
メリットは時間と休日大幅アップ
転職した身からすれば、残業時間は大幅減少、休日は10日ほど増加。
家族との時間も増えとても気持ちとして余裕を持った生活ができています。
もちろんすべてを向上できる転職もありますが、私は今回の転職では第一にお休みを考えて転職しました。
お陰でこの2ヶ月の残業時間はたったの20時間程度になり、平均すれば5時間程度になりました。
これまでの会社と比べてかなり残業が改善されたばかりか有給もとりやすい環境になりました。
家族との時間を優先する転職により、心を休める時間を確保できたことは管理職時代には全くなく、精神的にかなり余裕を持つことができる。
これは、何よりも替えがたいメリットです。
デメリットは待遇と一時的な給与
デメリットとしては、これまで管理職として部下のマネジメントを中心に職務をしてきたので、それなりに「ん?」と思えることはあります。
特に転職して3ヶ月ほどで感じる後悔(今ではその波も過ぎ充実した仕事ができていますが…)
についてはあらかじめ知っておいてもらったほうが転職を後悔せずに済むはずです。
また、給与に関しては残念ながら今回の転職では初年度アップとはいえず、数年間で前職以上に…
という面接での約束の元転職をしましたので満足いく結果とはいえませんでした。
しかし、給料は減っても気持ちが貧しくなってはいけません。
労働による収入が減ってもお金に働いてもらう「30代からの資産運用」でカバーできる可能せは十分にあります。
たしかに今回の転職でお小遣いは減ってしまったので、お小遣いの使い道には以前よりも敏感になりました。
「サラリーマンのおこづかい節約」から毎月積み立てで投資信託も購入しています。
さらに以前もやっていた株式投資にも資金を投入していっていますので、とにかくお金は節約して投資しています。
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中間管理職からの転職はメリット大だった
では、中間管理職からの転職で良かったか、良くなかったかというと、
「断然良かった」と胸を張っていえます。
前述したとおり一時的な給与面を資産運用でカバーする事もできれば、休日が増え、時間も増え、家族と接する時間が大幅に増えます。
おそらく、この記事をご覧になっている方は「仕事と家族とのあり方」についても悩まれているかもしれません。
その面でも時間ができ、子供の笑顔や家族と楽しく過ごせる時間が増えることがどれだけ幸せか・・・。
きっと、給与(大幅減では生活苦になってしまいますが)よりも大切なものがここにあったんだと、転職後に思うことになります。
実際、私も同じように思いましたから。
休みと時間が大幅に増えたこと、そして重い荷が下りて精神的な苦痛から解放されたことは何よりも変え難いメリットです。
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経営者次第で中間管理職は辞めていく時代になる
私は精神的に疲れたことによって、仕事を辞め転職しました。
転職した今、管理職時代に合った過度な労働時間と無理なプレッシャーはなくなり、心の健康を保っています。
仕事を辞める前「心が健康だったらそれでいいんだよ」と言われましたが、まさしくその通りでした。
人生に疲れてしまっては、心の健康が伴われなくなるため仕事なんてできません。
管理職になるとよく、リスクマネジメントが必要だといわれます。
よく研修なども行われていますが、大切な自分のリスクマネジメントをすることはなかなかできていない方が多いです。
辞める際に。経営者にこう言われました。
「あなたの言い回しは回りくどく聞こえます。最悪のことを考えておくことは必要ですが、それにとらわれ過ぎて起こってもいないことを悩むのは良い結果は生みませんし、行動が躊躇してしまいます」
自分の中ではリスクマネジメントとして様々な結果を想定していましたが、上からはそう思われてたのか…という感じでした。
これからは、経営者の思っていることをイエスマンとして聞ける管理職は必ず少なくなります。
経営者の対応次第では、中間管理職はもっと辞めていく時代になることでしょう。
少なくとも、私は辞めましたから。
最後に:仕事は人生ではない
私はこんな理由で中間管理職という仕事に疲れたと感じ、転職しました。
この記事を見て自分も同じだと思う人もいれば、いやまだ甘いよと思う人もいるはずです。
人それぞれ疲労を感じるポイントも違うと思います。
ただ、すべての人に言えることは心の健康を崩さなければ仕事はどれだけ残業があってもプレッシャーがあっても続けていけます。
例えば、
- 友達と飲みにいく
- 買い物にいって衝動買いをする
- 休みをとって旅行にいく
なんでもいいんです、その健康を保つ方法を確立することが大事です。
私はというと、退職前に一週間ほど家族で長野に旅行にいきました。
大自然に囲まれ仕事のことをすべて忘れた一週間は気持ちがリフレッシュしました。
でも、有給消化ができない仕事だったら、こんな風には思えなかったでしょう。
ちょっと強引にでも休みを作っていけば心の健康を保つことができたのかと思うと後悔はないとはいえないです。
きっと休みも取れなかったのでこれが自分の心の健康方法だと分かっただけでも今後の参考になりました。
仕事はやらなくてはならないものなので、新たな環境で働いている自分も、同じ過ちをおかさないように心の健康方法についてはより考えていきたいです。
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