当記事は、出世できないとわかったらどうしたらいい?という疑問について解説します。
30代は家庭だけでなく、仕事についても考える年齢。
その不安や悩みの一つでもある『30代の出世』について先日会社の飲み会帰り、こんなつぶやきをしました。
くだらない飲み会終了。
飲み会では先輩に、「今年結果出さなかったら出世はない」と言われました。
僕としては出世なんてしようがしまいがどうでもいい。
たった2万やそこら給与が上がって責任が増えるくらいならやりたくもないです。
と、心の中で暴言を吐きつつニコニコしてその場を終えました。— ソラマメ@30代特化ブロガー (@35_restart) 2018年7月30日
飲み会で先輩から「今年結果出さなかったら出世はない」と言われました。
私は、出世なんてしようがしまいがいいと思っています。
いや、出世しないほうがラッキーだ。
とさえ思っています。
当記事は、出世が出来ないと分かったらやるべきことをお伝えします。
特に多い35歳から出世する人へ、私の管理職挫折談も踏まえお伝えします。
目次
出世できないとわかったら逆にチャンス

30代になり確信したのは、出世が全てではないということ。
これは20代では絶対にわからなかったことで、経験して気付きました。
私は、役職が嫌いなわけではありません。
そこにモチベーションがあったり、仕事のやりがいを感じる人がなるべきだと思います。
一番嫌なのは、出世=正解だということ、出世しない=ダメだということ。
それでも今の日本企業の多くは出世が輝かしいという風潮がありますが、それはおかしいです。
30代以降で出世ができないとわかったら、むしろ大チャンスだと言える理由があります。
出世なんてくだらない!時間を大切にできる

例えば趣味があるなら、出世で無駄な時間を過ごさず自分の時間を大切にできます。
出世による責任増で、時間が拘束される可能性が高くなります。
ただでさえ家のことや何かと時間に忙しいのに、仕事に時間を奪われてしまいます。
反対に、趣味がなくても出世はおすすめできません。
理由は、仕事一筋で定年まで迎えた後のセカンドキャリアが問題視されているからです。
私の父も65歳で退職し、現在は自宅でのんびり暮らしています。
麻雀などの趣味があるので週1回は外に外出しますが、それ以外外に出る機会がありません。
よく仕事が趣味という人がいますが、仕事を辞めたら何もなくなります。
子供の成長をこの目で見ることができる
出世することで想定されるのは、何度も話が出てきているように責任です。
部下に指導をすることや上層部との会議に時間がとられ、本来やるべき業務は二の次になることが多い責任者も多いはずです。
でもその出世、今なるべきポジションなですか?
家族との時間を大切にしたい。
子供の成長していく顔が見たい。
そんな大事な時間、出世による時間拘束よりも大切です。
35歳から出世する人に伝えたいこと
特に私のように35歳で出世する人に伝えたいのは、覚悟とチャレンジしたいことがあるかどうかです。
出世には覚悟が必要

出世前に確認したいこと、それは「覚悟あるか?」ということです。
その勤務時間、耐えられますか?
その職務、あなたが責任をもって受け告げられますか?
その出世、本当に大切なものは守れますか?
きっと、出世に対する多方面のリスクに対するマネジメントができていれば、その仕事はものにできるはずです。
反対に、出世に対するイメージだけでのっかってしまうと、私みたいに折れます。
自分は、覚悟が足りなかったし、覚悟する準備ができなかったです。
チャレンジしたいことがあれば出世するべき

わたしが出世したいのはお金もあるけど、やっぱり指導(教育)ができるところが魅力!
最初は腹立つけど「できない」から「できる」に育て上げるのは責任感はあるけどすごく楽しい♪
前提としてわたし自身ができる人じゃないといけないのでそれが大変/(^o^)\
貯金コンサルもその考えが基底かも✨
— ナナミライ@貯金ブロガー (@7mira1) 2018年7月30日
出世によって与えられる権限や部下への指導は、平社員でいるよる各段できるようになります。
私も管理職時代に、すべての部下のトップになり物事を判断することは貴重な体験でした。
管理職の意見ひとつで会社を動かせるのは、出世の魅力の1つです。
収入アップであれば、それこそ副業など別の方法でも手に入れることはできるかもしれません。
でも、その会社のそのポジションにしかできないことはありますし、30代からそんな仕事にチャレンジできるチャンスがもしあったら。
きっと、出世後の責任にも耐えれるはずです。
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30代で管理職になって挫折した経験談
私は30代で管理職になり、あっさりと挫折した経験があります。
具体的に何に失敗したかというと、圧倒的に出世についてよく考えてなかったことでした。
結果、出世に対する考えと準備が足りず、管理職を辞めてしまいました。
当時を振り返り、若くして管理職になって分かったことを綴ります。
【出世の理由】格好良い父になりたかった

がむしゃらに働いていた20代後半。
私はプロジェクトのリーダーなどを任されるなど、仕事に邁進している毎日を送っていました。
30代に突入し、結婚や子供の誕生によって急激に押し寄せてきた「将来のこと」。
真っ先に考えたのはお金のことです。
子育てをしている妻はすぐには社会復帰できければ稼ぐのは自分しかないと強く思うようになり、子供の将来のために仕事に打ち込むようになりました。
地位がありカッコいい父でありたい。
またそんな気持ちも芽生えるようになりました。
そしていつしか「出世」というレールに乗っかることで「お金」と「地位」を手にすることができるという希望を持った35歳の春。
私は管理職になりました。
【出世後の現実】家族との時間がなくなった

出世によって上がった昇給は5万円。
その代償に家族とは離れ離れになりました。
「年間60万も上がって良かったやん」そう思う方も多いはずです。
私も60万上がって当時はこれで家族をより一層養っていけるとほっとしたことを今でも覚えています。
しかし…月の残業時間は平均で80時間になり、休日はひどいと月に4回。
あんなにも大切だった家族との時間はなくなり、距離ではなく家族との心が離れてしまっていたと当時を振り返ってそう思います。
それだけでなはく、一気にのしかかってくる「責任」というものに蝕まれ、私の心はついに折れてしまい…
そして現在に至るというわけです。
【挫折した原因】シミュレーションしてなかった

振り替えると、出世した後のことをシミュレーションできていなかったに尽きます。
収入アップと地位向上は、間違いなく出世にはついてきます。
しかし、それに伴う責任への耐性への準備不足が私の心を狂わせてしまったのだと反省しています。
もし、出世し管理職になったときに想定されることはどんなことがあったのか。
それまでの管理職の仕事をされている先輩社員についてもっと理解していたら、30代で管理職になり出世したのに挫折していなかったと思います。
出世してもしなくても幸福になれる道はある
ダウンシフトもあり

もし、出世ができる状況が来たら私は「今」を考えるべきだと思い、自身も挫折から今を大切に決断をするようになりました。
例えば大切な時間を過ごしたいと思えば、出世を今引き受けない方法だってあります。
子育てが落ち着き仕事に打ち込むべき時がきたら、受諾しても良いのではないでしょうか。
実際、私は管理職を挫折後に転職した先でも管理職を打診され、今を考え辞退しました。
今、本当に出世があなたにとって家族にとって大切なのか考え、今という判断が出なければ、無理に出世を選択するべきではありません。
市場価値を高めて転職

出世ばかりを否定するわけでもなく、実際に経験できて良かったこともあります。
例えば、出世により入ってくる情報は明らかに違います。
私も現場から管理職になった途端、会社のトップと会談する機会をもらいました。
有名人や著名人(名前は出せませんが…)とお食事などお付き合いをさせてもらうこともありました。
変化による耐性が求められますが、そこでしか見れない景色は絶対にあります。
そういった経験は自分の価値を高めてくれるものです。
そして、【転職と副業のかけ算 】でも書いてある通り、自分の市場価値を高める一つの手段として出世を利用するのもアリです。
一時的に管理職を引き受けてしまい、他の仕事へ転職するのも1つの手です。
また、私が管理職経験があって良かったのは、マネジメント経験が評価され未経験の事務職へ転職できたことです。
管理職で失敗しても、管理職経験は活かすことができたので、転職する上では良い経験だったといえます。
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出世は仕事と本気で向き合うきっかけ

結論、出世できないとわかったらラッキーと思い時間を有意義に利用していけるチャンスです。
終身雇用でなくなってきている今、また売り手市場の今、いつどんな時に人事の話があるかわかりません。
「あの役職者が転職してしまったから、君どう?」
「新しい事業をやるから、どう?」
こんな話は30代から急にやってくるはずです。
そのときに、お金が増えるからいいや、とかなんとなく出世ってイメージいいや、で受け入れひどく傷つく可能性があります。
ずっと経験されてきた前役職者と1年目のひよっこ役職者のあなたを痛烈に比較されるかもしれないからです。
ぼんやりと上層部が思い描いていた事業に雇われて的な出世で入り、思うような権限はないかもしれないからです。
でも、あなたに明確な仕事のビジョンがあればその出世はあなたにとってプラスになる可能性だって大いにあります。
この記事が多くの仕事に対する将来の悩みに、少しでも役立てば幸いです。
こんにちは
はじめまして
「家族との時間を優先する転職へ!30代パパが本当に選択すべき働き方」←こちらの記事を拝読させていただき、こちらの記事も読ませていただいた、半月後に第一子が誕生予定の35歳です。
わたくしも、この4月に現在の会社(製造)に勤めて12年目に役職を受けました。
一般社員のまま仕事を続けることに長年モヤモヤを感じていた折の拝命でしたので引受けたのですが、具体的なビジョンもありませんでしたし、出世にも収入面にも拘りがなく、現状を変えたい。という一面だけでの出世でした。
案の定、この数ヶ月で日々変化とトラブル対応の場面毎に追われ、各部署から与えられる課題と業務の優先順位等もわからず、月80〜100時間の残業(42時間以上サービス)で早々と心身ともに限界を迎え、7月に朝身体を起き上がらすことが出来なくなり、心療内科に通い出しました。
何よりそんな自分の状態を近くで見続けていた妻が大切な時期に過呼吸の症状になりました。
このままでは共倒れになる…と思っていた折、上司から様子がおかしいと声をかけられ、役職を降りたい。退職もしたい。と申し出たのがここ2週間程のことです。
仕事も家庭も自分自身も、すべてがうまく噛み合わずここまで来てしまい、今現在も混乱しています。
この先一般社員に戻り、また数ヶ月前と同じモヤモヤを抱えたまま、家族と自分自身とこの先の人生に向き合っていけるのか?それなら転職、あるいは自分らしい生き方を模索するべきなのか?だけど家族を守るための収入は必要。と混乱の中で悩んでいるところです。
長々と自分語りをしてしまい申し訳ありませんでした。
ブログを拝読させていただき、今の自分の状況とシンパシーを感じてしまい想いを吐露してしまいました。
答えはまだまだ出ませんが、まずは第一子が無事誕生できるよう妻を支えていくことを優先することはハッキリしています。
他の記事も少しずつ拝読させていただきます。
失礼しました。
この度は記事をご覧頂きありがとうございました。運営者ソラマメと申します。
まずは、体調のほうはいかがですか。お盆はゆっくり休むことはできましたでしょうか。
コメント拝見しました。同じような体験をされ非常に心が痛み私も当時の気持ちを思い返しながら1文字ずつ確認しておりました。
ひとつ良かったと思ったのが、上司が気づき今の心境(役職を降りたい、退職したいなど)を伝えることができたことだと思います。
私は、自分で判断し仕事を辞めてしまいました。一般社員に戻ることなんてできない、みんなは腫れ物のように扱うんじゃないかと自分で判断して決断をしました。
会社からは休職を勧められてことも、心療内科に妻から勧められたこともありましたが、結局自分でやめるという決断をしました。
今思えば、休職という選択肢もあったし診療にかかる必要もあったと思います。
今の仕事に転職し、今の生活にある程度の満足はあるものの、休み、また続けていたら・・・と思い返すことが何度もあります。何度も。。
きっと、コメントを下さった方も「そこでの仕事」が嫌いになったわけではないと思います。好きだから、そこに思い入れがあるから悩み疲れ、混乱されているのかもしれません。
私の経験であればどれだけでもお話できます。
何か良い方法を一緒に探す事だってできます。
ぜひ、この返信が届きますように。