当記事は、『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』のレビュー、感想に関する内容です。
先日、ふと書店に立ち寄り思わず手にしてしまった『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』。
気づけば40歳手前、何か引き寄せられるものがありこの本を衝動買いしました。
著者は『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズで累計60万部を超えるベストセラーの横山光昭さん。
『はじめての人のための3000円投資生活』を読み、投資を始めた方も多いのではないでしょうか。
横山光昭さんの本なら間違いないだろう。
と購入した、38歳年収400万円の既婚者が、この本を読んだきっかけや感想をお伝えします。
- こんな年収で将来が不安
- 40歳までにお金について考えたい
- 人生にかかるお金を整理したい
37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと|感想

『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』を読んだ感想としては、40歳までお金に無知な人におすすめです。
本書では、37歳から39歳までにお金を運用していくまでを解説しています。
支出を収入より減らし、ある程度貯金できるようになったら、投資で運用していく。
これを40歳までにスタートできる土台を作りましょうという内容でした。
元々お金に無頓着で、あるがままに働いてきた人には、収入・支出を見つめ直すことは新鮮かつ重要です。
30代後半から40歳までにお金貯める体質にするため、これまで浪費を気にしなかった人や、節約を実践してこなかった人には着実に体質改善できます。
ただ…この手の本を読んだことがある人には当たり前の内容では?と言う部分が多く、新鮮味はありません(辛口)
37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと|読むきっかけ

『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』を読もうと思ったきっかけは、そのタイトルでした。
30代後半の自分と合っていたこと、世帯年収が高くないため将来が不安だった。
という状況と、本のタイトルがシンクロしたからです。
本書でも冒頭で取り上げている貯蓄の平均額って、嫌でも気になります。
それだけでありません。
老後資金や教育資金なども、本を読んだりして一度は理解するものの、やっぱり悩みます。
また、投資は始めたものの、これが正しい(合っている)方法なのかも悩みます。
それなのに、収入が思うように上がらずコロナの影響も未知数…。
家族を支える身として、お金って大丈夫かなと思ったとき、この本に出会いました。
そして、この本を読みいくつか実践していることがあることが確認でき、人生が不安から楽に変わりました。
スポンサーリンク
37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと|内容【ネタバレ注意】
ここからは、『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』の内容についてお伝えします。
その中で、現在の自分ができていることを備忘録として【○・△・×】で残していってます。
37歳で支出の現状把握

- 月の支出を理解する…【○】
- 固定費の削減…【△】
- 消費・浪費・投資へ仕分け…【△】
まずは、このタイプの本では基本の支出の把握についてです。
細かくいえば、家計簿をつければお金が出ていく流れをつかむことができますが、時間と労力はかかりますよね…。
我が家は家計が妻が管理し、づんの家計簿を2ヶ月つけました。
食費の癖をつかみ、生活費の一部の節約に成功しているため、クリアです。
そして固定費の削減、これもよくある内容です。
住居費、通信費、自動車、水道光熱費、保険料などがその代表。
変えるまでが億劫ですが、我が家は5年前から格安SIMのBIGLOBEへ変更しました。
夫婦のスマホ代が月6,000円が5年以上続いているので、キャリア組と比較すればかなりの節約です。
その他車は必需品、住居と水光熱は2世帯住宅のため変更は難しいのですが、保険が手つかずなため、△の評価です。
最後に本書では、収入のうち消費70%・浪費5%・投資25%を「強い家計のモデル」として取り上げています。
- 消費(80%)27.2万円
- 浪費(5%)1.7万円
- 投資(15%)5.1万円
家計を調べると、我が家では消費と投資のリバランスが必要です。
ちなみに、浪費はすべて私のお小遣いの金額にしており、現在はその中からおこづかい投資を実践中です。



38歳で貯める体質へ

- 使う・貯める・増やす口座作る…【○】
- 各口座への入金…【○】
- 貯めたお金の使い道を考える【×】
本書では、38歳で貯金を増やす方法を知り、お金を貯める体質になることを目標として綴られています。
そのために、管理する袋を分けるという意味で【使う・貯める・増やす】3つの口座作りをおすすめされています。
我が家では生活費口座、貯金口座、増やす口座として証券口座を開設しているためクリアです。
使う口座と貯める口座への入金額は、生活費の1.5ヶ月分(使う口座)、
生活費の6ヶ月分(貯める口座)、その口座が満たされた以降は増やす口座の入金を掲げています。
- 使う口座…2ヶ月分(達成中)
- 貯める口座…200万円(達成中)
- 増やす口座…月10万円(目標)
我が家の場合、私が転職で年収ダウンしたことがきっかけで、使う口座・貯める口座共に余裕をもった入金がされています。
増やす口座への入金をブーストさせるには、常に浪費を見つけ節約したお金を回せば増やせます。
ここで本書では再度、保険料の見直しや格安スマホ、カーシェアリングや電気会社の乗り換えについて触れています。
我が家では自動車保険の見直しで、代理店型→ダイレクト型へ変更し、同条件で3万円の保険料節約を達成しました。
そして最後に、貯めたお金で何をしたいかについて触れています。
結婚や留学や早期リタイアなど本書にはその例が書かれていますが、私には貯めたお金を使う目標がまだありません。
個人的には、この部分が最も不明瞭なため漠然とお金を貯めていることがモヤモヤしています。
改めてこの部分を読み、貯めたお金をどうしたいか?を40歳までには決めたいと思っています。


39歳からお金に働いてもらう

- お金を増やすための行動…【○】
- インデックスファンドの長期・分散・積立投資…【△】
40歳を目の前に収入・支出を把握し、貯める口座が安定したら、お金に働いてもらい強い家計づくりを目指します。
そのために繰り返し支出減を意識し、収入を上げ、運用することだと本書では綴られています。
私は2017年より当ブログを開設し、副業をはじめ収入の柱を増やしました。
これからも支出の見直し、新しい収入を追い求めていくという意味ではクリアです。
そして、本書では投資はインデックスファンドへの長期・分散・積立投資をおすすめしています。
私もこれまで投資家さんのブログや本でインデックスファンドへの投資を学びました。
インデックスファンドのパフォーマンス、少リスク、ドルコスト平均法など、長期分散積立投資メリットがあることを理解しています。
現在も、楽天証券で運用しているつみたてNISA商品は、インデックスファンドです。
しかし、私は今はインデックスファンドより配当株投資へ魅力を感じています。
そしてネオモバをはじめ、LINE証券やフロッギーなど各社のポイントを利用し、少額投資を継続しています。
インデックスファンドの素晴らしさを知りながら、どこか捨てきれぬ株式投資のインカムゲインとキャピタルゲイン。
40歳以降のライフイベントでかかるお金を把握

- 結婚…【済】
- 教育費…【ほぼ済】
- 親の介護…【ほぼ済】
- 保険の見直し…【×】
- 家の購入…【一旦済】
『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』では、40歳以降で変化するお金の面について、上記のことが書かれています。
私の場合、保険の見直し以外は一旦は済の状態でした。
教育費については子供1人1200万円といわれています。
金額のインパクトは大きいですが、子供手当や教育費の無償化などもあるため、大きくは心配していません。
大きなお金がかかる大学資金は、ソニー損保の学資保険とつみたてNISAで、18歳までに400万円になるよう運用中です。
親の介護については、介護初期で平均69万円、月額平均7.8万円。
医療費に加え介護度が上がることも想定すると約800万円が必要とのことです。
介護については、父が安定した職に就いていたので、お金は心配いらないと言われたので、一旦済としています。
持ち家か賃貸かについても、現在は二世帯住宅で住んでいるため、一旦は済としています。
マイホームや教育資金についてはある程度準備する頭はありますが、親の介護を考えている人は多くはいないはずです。
介護は身近な問題なので、これを機に一度家族で話し合ってみても良いかもしれません。
スポンサーリンク
65歳以降のお金を把握

- 退職金の把握…【○】
- 年金への理解と備え…【○】
- 定年後の収入…【△】
『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』最後の章は、65歳以降の将来について書かれています。
特に年金についてや退職金について、40歳になる前に改めて理解できてよかったです。
まず、自分の会社の雇用について。
35歳で転職した私は、今の会社規定では600万円~800万円ほどの退職金しかありません。
退職金がないわけではありませんが、老後資金の不安をなくすためイデコを始めました。
イデコは、原則60歳まで引き出しができない税制メリットのある資産用方法で、老後資金の目的で始めました。
私の場合、イデコでは楽天・全米株式インデックス・ファンドへ1本投資しています。
この商品にしたのは、イデコこそインデックスファンドのリスクが少ない、長期分散積立投資が適しているからです。
退職金と合わせ、老後2000万円の不安を解消する行動を実践できてました。
ただし、定年後の収入に関しては、まだ迷いがあります。
私は「好きなことで働いていたい」タイプのような気がしています。
そのためには、生活費を100%稼ぐための仕事はできないと感じています。
副業や配当金といった収入の柱をいかに作るべきか、これからも考えていこうと思っています。


人生のお金について整理するなら良書

『37歳独身年収300万円知っておきたいお金のこと』を読み最も良かったのは、人生にかかるお金を整理できたこと。
お金はあれば使うものだし、なければないなりに、短期的にはやりくりしてきました。
ただ、これから起こることにかかるお金や、ここまでに必要になるお金は、短期では用意できません。
そして、お金の把握ができないことには、計画することもできません。
本書は、復習の意味で人生にかかるお金について整理するには良書でした。
自分としては、人生にかかるお金について整理ができたことで、不安が取り除かれ少し楽になりました。
保険の見直しなど、まだできていないことはあったので、40歳になるまでにもう一段お金を見つめ直していきます。
\ブログランキング10位を目指してます/
▼応援してくれる人はポチっとお願いします▼
~いまだけのお得案件③~
①大和コネクト証券
ポイントサイト経由の口座開設でMAX8,000円。紹介コード利用で相互ポイントもらえます▼
紹介コード:RTAFBUAZ
>>>大和コネクト証券
②みんなの銀行
口座開設で現金1,000円+デビットカード利用で20%還元(最大10,000円分)普段の買い物やAmazonで買い物予定のある人は口座作ってからがお得です!
紹介コード:zUeyGbCL ③UI銀行
口座開設で現金500円+預金の金利が1%になるキャンペーンを開催中です。
紹介コード:sora1981