当記事は、退職金がない(もしくは少ない)方が老後のために今からできることをお伝えします。
ふと先日、テレビ番組「家、 ついて行ってイイですか?」を見ていました。
そこで、ついて行った方が仕事を辞め、50代でもらった早期退職金が1800万円という回がありました。
と言ったら…妻は驚いて一瞬白目になってしまいました。
そこで、そんなご家庭の旦那さんが今すぐ全力すべきことをお伝えします。
私は退職金代わりの積み立てを始め精神的な安心を手に入れました。
退職金なしではやばい

老後のお金については、2000万円問題が大きな話題となりました。
年金頼みだけでは老後は乗り越えられない。
このことは、ぼんやりとでもイメージされている方も多いはずです。
総務省は、夫が65歳以上、妻が60歳以上の無職世帯の平均的な実収入(月21万円)に対し、消費支出(月26万円)の方が多いという調査結果を出しています。
ここから30年間生きるとしたら…5万円×12ヶ月×30年=1,800万円
そこで、2000万円が必要と問題になりました。
この大きなお金を一発解消できるのが、定年まで働きもらえる退職金です。
その退職金がない。
となってしまえば老後の生活は一気に不安になりますよね。
「退職金ない会社はやばい!」という気持ちになってしまうのも当たり前です。
正社員でも退職金なしは違法ではない

イマドキそんな会社あるのかと思いますが、退職金のないやばい会社は結構あります。
東京都労働産業局によるアンケート(従業員10~299人企業を対象)では、退職金制度がない企業が24.2%。
大企業や公務員がもらえても、中小企業は正社員でも退職金がもらえない会社は違法ではなく、どこにでも結構あります。
また、退職金の相場を教えてくれない企業もあります。
通常、勤務先の会社の就業規則や賃金規則で退職金規定があります。
規定の中には、支払い金額や支払い日など、決まりが記載されています。
しかし、会社は定款を変更することが意外と簡単。
そのため、経営の状況や社会の情勢で内容が変更されることもあります。
気になる方は、会社のイントラネットや、総務部にある規則をご覧下さい。
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中小企業の退職金は少ない

定年でもらえる退職金の平均についても調べました。
厚生労働省の『平成30年就労条件総合調査』調べでは、退職金の平均額は次のような金額となっています(管理・事務・技術職が定年退職の場合)
- 大卒…1983万円
- 高卒…1618万円
一方、東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職者事情(平成30年度版)」調べでは、中小企業の退職金平均は次のような金額となっています。
- 大卒…1203.4万円
- 高専・短大卒…1106.6万円
- 高卒…1126.8万円
では、私の退職金はいくらかというと、ぶっちゃけ700万円弱の予定です。
私の会社では、退職共済事業に加入しています。
職員と会社が掛け金を捻出し、退会時にもらえるという仕組み。
相場がわからないということはなく、サイトに勤続年数による金額が一覧になっています。
そのため、自分が定年まで働いた時にもらえる退職金が見える化されています。
厚生労働省による「就労条件総合調査」によると、1997年から2018年にかけ退職金が1000万円以上減少しています。
会社も、長く続く不景気で退職金を用意することが困難というのも理由の1つ。
このブログを読まれている30~40代の方は、まだ20~30年以上も先のこと。
ですが、今以上に退職金が下がる可能性があるということでしょう。
退職金がない会社なら今すぐ対策
- 転職…収入アップ
- 引越し…支出の削減
- 資産運用…お金に稼いでもらう
退職金を当てにできない場合、いくつかの対策があります。
例えば転職。
退職金がもらえる企業へ転職すれば問題は一発解決するはずです。
または、引っ越し。
引っ越しをして固定費を下げることができれば、退職金がなくても今すぐにお金を貯めていくことができます。
総じて言えることは、転職すればお金は増え、引っ越しすればお金はお金を節減できますが、今すぐできるかは疑問。
大きな環境の変化の前に、退職金が少ない、もしくは退職金がない会社に勤めているのであれば、まずは退職金の積み立てをシミュレーションしてみましょう。
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退職金代わりの積立て手順
以下に、私が退職金代わりの積立てを実行した経験談をお伝えします。
家族と話し合う

真っ先に行うことは、家族と話し合うことです。
パートナーが退職金のことを当てにしていないのであれば、話し合う必要はありません。
我が家の場合、妻は老後の不安を一掃できるお金がもらえると思っていました。
このまま、家族と話し合わず、いざ定年を迎えた時に金額差がひどいと…
白目どころかぶっ倒れるかもしれません。
そうならない為にも、一刻もはやく家族と話し合いましょう。
私の場合、年収ダウンの転職年収ダウンの転職をする時に家族とお金の話をしました。
ただ、退職金制度については入社してから知ったので、少ないということを言えていません。
そのため、我が家では退職金についての話は半分未実行となっています。
iDeCoをはじめる

家族と話し合ったら(私のように話せない方も)老後資金のために、お金を貯めなければいけません。
ただ、闇雲に貯めるのではなく、老後資金として必要なお金を意識して貯めることが重要です。
私の場合2000万円を意識し、退職金700万円を補填した1300万円を貯めるという目標を立てました。
そして35歳で、老後資金を貯めるためにiDeCo(イデコ)をはじめました。
イデコは65歳まで積み立て投資ができ、節税しながら非課税で受け取ることができる制度です。
楽天証券のシミュレーションでは、月23,000円を25年間年利4.5%で積立れば1300万円貯めれることをしりました。
会社員なら月に最大23,000円まで投資できます。
妻に退職金のことを言えなかった私は、自分で退職金代わりに積立て投資を始めました。
少なくてもお金を貯めて運用する

そうなると、自分で積み立てるお金を準備しなくてはいけません。
我が家はお小遣い制(月3万円)だったため、次のような節約をしました。
- 月1回の飲み会代
- 1日1本のコーヒー代
- 間食のお菓子
これだけで月に約1万円の節約。
最も大きかったのが、通勤定期代を含めた、お小遣いの年払いです。
これにより、イデコだけではなく少額投資にも挑戦することができました。
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強制的にお金を稼ぐ力を身につける

イデコは、月5,000円からはじめることができます。
私は当初、10,000円ではじめました。
投資する金額が捻出できそうにない見通しがあれば、メルカリで不要な物を売りました。
WEBライティングなど、少しでも収入を上げるように動きました。
お金がなかったらどうしよう…
という不安もありましたが、老後資金を貯めるという意識を強く持つようにしました。
そうすることで、本業があってもお金を稼ぐ力が身につきました。
今は、月23,000円を積み立てすることができています。
退職金に代わる積立て制度を上手に利用

退職金は可視化されていれば良いですが、そうでない場合もあります。
退職金があっても、なくても、少なくても、夢を見ず現実を知ることです。
そして、現実を見て何ができるか早期に考え、実行することが大切です。
正直、退職金の金額を知りながら、その現実に蓋をして定年を迎えたら、大変な状況だったでしょう。
今はイデコをはじめたおかげで、老後資金への不安はかなり少なくなりました。
もし、同じように退職金に不安を抱えている同年代がいたら、ぜひ現実から目をそらさず向き合ってほしいです。
イデコはどこがいい?長期運用に欠かせないおすすめ金融機関を徹底比較
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