当記事は、仕事で何がしたいかわからない…どうしたらいい?という悩みに解説します。
20代はやりたいと思える仕事に没頭し、30代は管理職へ出世。
しかし、うつ病寸前で仕事を辞めたソラマメです。
そして気づけば40代に近づき、また仕事について悩んでました。
特に焦りを感じていたのは、「やりたい仕事がわからない」という不安…。
そんな悩みが解消するために出会った本、『科学的な適職』を紹介します。
結論、40代の仕事選択で何がしたいかわからない人が適職を発見するには、科学的に仕事選びを考えましょう。
正直、この本を読んだ感想はただ1つ。
これまでの仕事系書籍と比べられないほどロジカルな視点で仕事について書かれてるため、読めば読むほど的確でした。
特に、本書では仕事選びに対する意思決定の精度を高め、正しいキャリアを選び取る確率をあげ、人生の後悔を限界まで減らすことをゴールにしています。
同じような、仕事で何がしたいかわからない30代〜40代に、ゆっくりとご覧頂けると幸いです。
向いてる仕事がわからないのは選び方の問題

本書では、「適職=あなたの幸福が最大化される仕事」と定義しています。
正しい職業選択のためには、5つのステップが必要と書かれています。
- 幻想から目覚める
- 未来を広げる
- 悪を取り除く
- 歪み(バイアス)に気づく
- やりがいを再構築する
ファーストステップとして書かれてる「幻想からの目覚め」
これを見て、私が向いてる仕事がわからないのは選び方に問題があったということを痛感しました。
それを筆者は7つの大罪という表現をしています。
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 業界や職種で選ぶ
- 仕事の楽さで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適性に合った仕事を求める
この章を見たときに、自分はこれまでの仕事の選択に対し、後悔をしました。
私のこれまでの経験も踏まえ、自分の選択がいかに幻想的な選択だったかを、別記事にしています。
自分に合った仕事を見つける為に視野を広げる

本書では、自分の視野が狭く(視野狭窄)ならないよう、未来を広げるステップを紹介しています。
自分に合っていると感じた仕事は、この仕事は良さそうと思った瞬間、思考が狭まります。
幸福な仕事に必要な選択肢を増やすため、7つの徳目について紹介しています。
- 自由
- 達成
- 焦点
- 明確
- 多様
- 仲間
- 貢献
筆者は、これらの要素を満たしていないと、幼少期から夢見た仕事であっても幸福度は上がらないと言い切っています。
自分自身も半信半疑、これらの徳目について考えてみました。
すると、ほとんどの徳目が自分の仕事選択をしていくうえで重要でした。
私の考える徳目については、別記事で詳しく書いています。
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仕事選びで後悔しない悪の見つけ方

向いている仕事がわからず、仕事の選択肢を広げるために未来を広げても、転職してから後悔しては意味がありません。
本書では、7つの徳目にメリットを感じても、ひとつでもマイナス要素があれば無になってしまうと書かれています。
その、ネガティブな要素が8つの悪と記しています。
- ワークライフバランスの崩壊
- 雇用が不安定
- 長時間労働
- シフトワーク
- 仕事のコントロール権がない
- ソーシャルサポートがない
- 組織内に不公平が多い
- 長時間通勤
これらの悪は、主に時間の乱れと職務の乱れから仕事に悪影響を及ぼすといわれます。
なので、自分のこれまでの仕事を振り返ってみました。
幸福な仕事を探すため意思決定ツールが役立つ

幻想で仕事を選ぶことなく、未来を広げるために自分の価値観を見つめ直し、幸福度を壊す悪がないか確認したのち。
自分が気になる会社の中で、幸せにしてくれる仕事を選択する作業が必要。
そう本書では書かれています。
その意思を決定していくツールとして、本書では3つのツールが紹介されています。
- プロコン分析
- マトリックス分析
- ヒエラルキー分析
そのうち、マトリックス分析とヒエラルキー分析を使って、自分の適職を分析してみました。
自分は35歳で転職し今年40歳になります。
しかし、この転職が正しかったのか。
以前の仕事が輝いて見えることがあったのですが、何故そのように思ってしまうのかなどが明確に分かりました。
\本書でツールがダウンロードできる/
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まとめ
「仕事で何がしたいかわからない」という悩みは、30代・40代では絶対に感じない悩みと思っていました。
孔子の「40にして惑わず」
この言葉を信じてきたので、40歳近いおじさんが、仕事について迷うことについて少しネガティブに感じていたのです。
しかし、人生100年時代と世間でいわれるようになり、私も『LIFE SHIFT』などこれからのキャリアについて読みました。
そして、これまで蓋をしてきた自分の適した仕事について、40歳になる前に知ろう。
この本との出会いのおかげで、真剣に適職と向き合う気持ちになれました。
仕事で何がしたいかわからないと感じている同年代の方には、ぜひおすすめです。
\この記事で紹介している本/