私たち会社員の給料が上がらない理由から、仕事のモチベーションもアップできる賢い選択についてお伝えします。
会社員として働くうえで、モチベーションの一つになるのが給料です。
どれだけ頑張っても思った以上の給料が上がらないと、仕事への不満も募っていくばかりです。
結論、給料が安くてモチベーションが上がらなければ、給料が高い仕事へ転職すれば問題は解決します。
しかし売り手市場だったコロナ前と違い、容易な転職は難しくもありリスクもあります。
私は会社員として働きながら副業をはじめ、本業の収入に加え毎月5万円~10万円ほどの副業収入を得ています。
副業でスキルを磨くことで本業では新しい業務を任されることも増え、仕事のモチベーションも上がりました。
この記事では、これからの時代を生き抜く賢い選択について解説します。
給料が上がらないのは当たり前?まずは現実を知ろう
「仕事をすれば給料はこれくらい上がるものだ」というイメージを持っていると、違った時のギャップにやられ、ダメージが大きいものです。
まずは、給料がそこまで上がるものではないという現実を知っておくことが必要です。
経団連による「2021年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」によれば、2021年の中小企業の昇給額の平均は4,376円。
1年間頑張って働いても月に5,000円にも満たず、1回飲みにいったら終わるレベルです。
会社によっては平均より少ない昇給のところもあります。
(ちなみに私は、管理職レベルの職務を任命されても2,500円しか上がらず発狂した経験があります)
「2020年度の愛知のモデル賃金等調査」を見ても、管理職(部長)の平均月給は547,867 円と、前年の549,593 円より0.3%ダウンしています。
管理職として苦しい職務を遂行しているのに、給料さがるんかい!
となったらそりゃモチベーション下がりますよね、でも、これが現実です。
自分だけ給料が上がらない5つの理由
給料が上がらない世の中の情勢もありますが、あなたの会社やあなた自身の給料が上がらない理由もいくつかあります。
自分がどれかに当てはまっていないか、確認していきましょう。
会社の評価制度をよく理解していない
まずは会社の評価制度が分かっていないと、どれだけ自分が頑張っても評価されません。
私の会社も同様ですが、多くの中小企業では厚生労働省が発表している中小企業のモデル賃金に沿った給与形態です。
基本給の決め方は「年齢給、職能給、職務給」
昔よりは薄れてきているものの、勤続年数に比例した給料アップが根強く残っているのも現実です。
利益率の低い会社で働いている
同じ仕事をしていても利益率が低ければ、人件費にかける割合は少なくなります。
医薬品や金融、またIT業界などは利益率が高い水準にあります。
そのため一人当たりの給与が高いのに対し、農林水産や食品業界は利益率より薄利多売の業種なので水準が低い場合があります。
利益率が低くても会社の規模が大きければ大丈夫か、といえばそんなこともありません。
薄利多売の大企業より高利益率の中小企業の方が、高給の場合もあります。
会社の業績
どれだけ個人が会社の利益に貢献しても、会社自体の業績が悪ければ太刀打ちできません。
コロナ禍では多くの企業が財務基盤を強化したいと借入金と人件費を削減し、内部留保を増やしています。
会社を存続させることに必死なため、人には使っていられない…そんな風に思ってしまいそうです。
実際に私の会社では、コロナ禍においても経営状況も変わらない医療・福祉業界にいますが、コロナを理由にベース以下の昇給しかしませんでした。
会社にとっては、社員より会社の生き残りがマストなのでしょう。
自分の評価が悪い
これまでの会社の制度や利益率とは違い、自分の評価についても振り返る必要があります。
組織というものはピラミッド型で、課長は現場の評価をし、部長は課長を評価し、社長は部長を評価するもの。
管理職の評価なくして昇給は望めません。
課長が嫌いだから、という理由だけで反発していては評価されません。
営業職なら売上ですが、評価されるのは個人の数字なのかチームの数字かでは、間違った仕事をしていては評価されません。
正当な評価をされているか
ここまで来て、ようやく自分の仕事に対して会社が正当な評価をしているのかを確認するべきでしょう。
未だある日本企業の年齢給や職能給で決まる会社なら、そのルールの中で自分が正当な評価がされているか確認できます。
そうすることで、過度な昇給イメージからのギャップダウンに落ち込むこともありません。
給料が上がらない理由を見つけ、それにコミットすれば自分が思った評価を受けることも可能です。
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給料が安いと陥るデメリットとは
昇給が少なく他人と比べて給料が安いと感じると、仕事に対するモチベーションが下がることは間違いありません。
それ以上に、向上心の低下や離職などデメリットも潜んでいます。
仕事のモチベーションは上がらない
給料が安ければ、働くモチベーションは上がりません。
私も20代は「お金だけじゃない」とがむしゃらに働きましたが、結婚を機に家族を支えるために転職。
仕事のやりがいを感じていても辞めたのは、先立つお金に不安があったからです。
ハードワークでも高給料、またはインセンティブがあればモチベーション維持ができるかもしれません。
いくら好きな仕事で成果を上げても、年齢を理由に仕事をしていない人よりも給料が上がらなければモチベーションが上がるわけがありません。
向上心が落ちる
「真面目に働くのがバカバカしい」という記事でも書きましたが、今の会社は古い体質の会社でオーナーの意見が全て。
年功序列の名残もあり、50代以上の社員への給料の支払いのために20代から40代の昇給は望めません。
全く機能しない上司なのに自分の給料が低いと、仕事だけでなく向上心がなくなります。
給料上がらないから辞めるのは正解か
給料が上がらないことを理由に仕事を辞め、年収を上げる転職をするのが賢い選択とは思いますが、全ての人において転職が最適解かというと話は別です。
今より給料を上げる転職を希望すれば、転職エージェントはいくつか企業を紹介してくれます。
ただ、注意したいのは転職エージェントが「この人は高く売れる」と思えるスキルや実績があるか。
20代なら若さという武器がありますが、30代以降に若さは通用せず反対にこういったリスクを伴います。
- 仕事量
- 人間関係
- 転職タイミング
20代なら転職してダメならまた転職でも良いですが、30代以降には危険です。
マネジメント業務へ転職し膨大な仕事に追われ、自分の時間や家族との時間がなくなった。
転職してから、人間関係に悩むようになった。
といったように、新しい環境に馴染めないリスクも転職には潜んでいます。
また、タイミングが合わず希望収入に届かない転職のケースもあります。
自身もこのリスクに悩まされた一人です。
期の途中では辞めれないと会社に言われ、転職タイミングが合わず年収100万円ダウンの転職を経験しました。
なので、転職にはリスクがあることは身をもって経験済です。
給料を上げるために賢く生き抜く3つの選択とは
給料が上がらずモチベーションが上がらないのであれば、今すぐできることが3つあります。
副業を始め自分の市場価値を高め、給料交渉しながら思うような給料が見込めなければ転職という選択です。
自分の力で稼ぐ
給料が上がらない場合まず検討すべきなのは、転職する前に副業です。
お金の問題でモチベーションが下がっているのであれば、会社への過度な期待を止め一度自分で稼ぐ力に目を向けてみましょう。
今は自分のスキルや経験が「売れる」時代です。
趣味のコレクションや家の中に眠っているお宝が「売れる」時代です。
副業として物やスキルを売れば、本業の収入にプラスしてお金が入ってくるようになります。
転職活動に注力するまえに、慣れた仕事環境の中で自分ができることを整理し何が売れるか考えてみましょう。
私の場合、出版社でライティングの経験や趣味でブログをやったことがあったので、ブログを副業にしました。
最初は1日に0円、数円の収益のこともありましたが、3年目には副業で年間200万円を達成しました。
今でもブログとWEBライターで月に5万円~10万円の副業収入を手にしています。
ブログなどの副業は、少額でも稼げるまでに時間が掛かります。
WEBで副業を始めるなら、サイト経由でポイントを貯めるポイ活もあります。
ポイントサイトを活用した簡単に毎月3万円を稼ぐ裏ワザについては、陸マイラーのさささんが分かりやすく解説しています。
給料が上がらないか交渉
給料が上がらない場合、会社へ交渉するのもひとつの手です。
本来であれば転職前に給料交渉すべきと言いたいところ。
ですが、これからの時代は、副業⇨給料交渉⇨転職がスタンダードだと思っています。
というのも、給料は交渉してもなかなか上がらないことが多いです。
そして給料交渉は信念をもって交渉しなければ、会社からの印象が悪くなる可能性もあります。
なんとなく「給料を上げてほしい」だけでは給料は上がりませんので、相手にプレゼンができないといけません。
もし副業で自分のスキルや経験が売れたのであれば、それが自信になり明確に給料を交渉できるはずです。
また、本業くらい副業で稼ぎがあれば会社にも強く交渉することもできます。
ちなみに私は、転職してから4年目の面談で給料交渉をしました。
上司や会社からお金にうるさい社員だと思われるのか…
心の中で葛藤した時期もありましたが、副業での実績が自信になり給料について上層部に意見を言えました。
なので、給料交渉の前に自分で稼ぐ経験をすることは、非常に大切だと考えています。
市場価値を上げて転職
給料が思ったように上がってくれないことをきっかけに副業を始め、良かったことがありました。
それは、副業の実績やスキルを評価され企業の転職オファーをいただいたことです。
きっと、給料が上がらない…と嘆いていただけではオファーはなかったはずです。
ブログに挑戦しある程度の結果が出たことで、「うちの会社のHP担当になってくれないか」と言われた時、市場価値を高めるということはこういうことかを実感しました。
その時のオファーはお断りしましたが、自分の価値を知ることで自信が持てました。
このように給料が高い企業へ転職するよりも、自分が世間から価値があると認めてもらうようになれば、転職の情報も入ってきます。
どちらも転職という意味では一緒。
ですが、市場から価値を認められている状態での転職の方が、ミスマッチも少なくスキルを思う存分に発揮できます。
市場価値を高める上でも、副業はいいチャンスです。
自分のスキルを見直すこともでき、最終的に転職で年収も上げられる可能性もあります。
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副業で給料も上がりモチベーションもアップした
副業をはじめて良かったこと。
それは、副業収入を得ることで会社への依存度が減り、本業の給料(昇給)への期待がいい意味で薄まったことです。
依存度が高かったときは、会社のために必死に働いたのに報われないと落胆し、体調を壊すこともありました。
私はいい意味で、会社依存がなくなり適当な距離で仕事をするようになりました。
会社は、自営ではできない経験やスキルを作ることができる場所です。
私の場合、会社では人事・採用の部門にいたことで、副業では転職に関するブログやライターを経験しました。
そこで調べたデータやアウトプットした知識が活かされ、会社では新規に立ち上げた採用サイト担当者に任命されました。
副業で培ったスキルが本業に役立ち、結果が出ることでモチベーションが上がっていることを身をもって体験しています。
まとめ:これからの時代は副業もアリかも
副業を容認している企業はまだ少なく、禁止している企業の方が多い時代です。
だからといって昇給も望めず残業代もカットされていけば会社への不満はさらに大きくなることは間違いありません。
これからは、必ず個で稼ぐ力が試される時代になっていきます。
そうでなくても、どの会社で働いていたかより会社でどんなことを経験し、この会社ではどんな問題解決ができるのか。
転職市場もそんな風に変わっていっています。
副業スキルは、必ず本業にも活かせます。
副業を始めてみてわかりましたが、自分に何ができると考えた時に真っ先に思いついたのがこれまで経験した仕事からの派生です。
その副業を通して得たスキルを本業に寄与し、新たな評価を得ることでモチベーション向上にもつながる。
収入アップは副業として考え、得たスキルやノウハウを本業にも還元し本業での評価も上げていく。
こうやって、副業を始めることがこれからの賢い選択としてアリかもしれません。
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