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どうも。
本業では採用のお仕事もしている40代会社員ソラマメです。
今年の春闘、大企業からは去年を上回る大幅な賃上げ回答が相次ぎました。
いよいよ賃上げｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
今後は中小企業にも賃上げの波が広がるかが焦点となってきそうです。
ニュースでは、都内で非正規雇用の労働者たちが賃上げを求めるストライキしたのだとか。
ネットニュースで詳しく観ましたが、インタビューに答えていたアルバイトの学生さんについて、人事採用の立場から思ったことがあります。
日本人の職人がブランド化している
日経新聞の記事：シンガポールなら美容師月収2倍に 日本職人ブランド化
上記の日経新聞の記事によると、日本人の職人さんたちは海外で稼ぐことができているそうです。
10年近く美容師として働いた女性は、シンガポールにある日本人オーナーが営むヘアサロンで働き、収入は「日本にいた時のほぼ2倍。月に1回、国外旅行をしても貯金が増えた」そうです。
シドニーでペットトリマーとして働く女性も、日本の時給と比較して2.7倍に増えたそうです。
もちろん物価が高ければ稼げるとは言えません。
収入が上がっても物価が高ければ手残りのお金は変わりませんので。
でも彼女たちが支出以上に収入を増やし、稼げているのは真面目に取り組む日本人の気質と、日本人の職人技がブランド化され高く評価されているからではないでしょうか。
労働者のままだと賃金は上がらない
仕事量に見合った金額という考え方になると
アルバイトをする大学生：「時給は1050円。埼玉県の最低賃金は時給1028円で、ほとんど変わりません。また、4年間働いていますが、時給は100円も上がっていないといいます。」「僕としては、仕事の量に見合った金額とは思っていなくて、（仕事内容は）結構ハードだと思う。シフトに入っている間は、一息つく間もないくらいバタバタしている。体力的にはしんどい。非正規雇用の存在を忘れないでほしいというのが素直な気持ちです」
-ネットニュースインタビューより-
ニュースのインタビューで大学生の回答を引用しました。
この回答を見て、皆さんはどう思われますか？
私は、この方の考えのまま社会人になったとしても、給料を上げていくのは難しいと感じました。
「仕事量に見合った金額」を自分で決めれるとしたら、忙しい時は時給2000円でも3000円でもいいと思います。
じゃあ、忙しくなかったときはどうなるのでしょうか。
時給100円？いや、0円？
早上がり？
もしそのような条件を言ったら「いた分は時給発生しますよね？」と言いませんか？
弊社にも上記のようなことを言うスタッフがいます。
私もケンカしたいわけではありませんし、パートさんの力がなければ弊社も成り立たない時もあるので、ないがしろにしているわけでもありません。
自分の価値で給料を上げるしかない
だからこそ、海外で働く美容師さんやトリマーさんのように自分の芸があるか？
という疑問にいきつきます。
寿司屋のバイトでも気づきや学びを自分の仕事で取り入れていけば、業務改善につながるかもしれません。
ちょっとしたアイデアが社員や上層部の目に留まり、金一封もらえるかもしれません。
資格がなくても、仕事に対して少しアンテナを張っているだけでアイデアは出てくるものです。
そのアイデアがデモだとしたら…
そんな恐ろしいことを実行する人を社員で採用したいと思う企業は出てくるでしょうか。
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たこ焼き屋さんの話
私がマスコミで働いていた20代の頃。
81年会という異業種交流会があって参加したのですが、そこにちょっと変わった子がいました。
同じ年で、銀だこで働いていると言います。
私は「たこ焼きやさんか～、儲かるのかな。店長になったり商品開発部とかマーケティングとか行きたいのかな」と質問したのですが、全く違う回答。
彼は、数年間銀だこで修行した後、海外でたこ焼き屋さんをやりたいと言いました。
たこ焼きのように、ライブパフォーマンスで魅せるスタイルというのは海外でも人気のようで、自分はそこで挑戦したいと聞き、すごい人だなって思いました。
数年後、自分の夢の通りに海外に行ってたこ焼き屋さんを始めたと聞きました。
職人や手に職というと、資格がないとダメというわけではありません。
日本人の衛生管理や真面目な性格×たこ焼きを焼く「パフォーマンス」という職人芸を身につけた彼は、スキルの掛け合わせで評価をしてくれる海外での働きを選択したことで収入アップを目指し実現しました。
同じように日経新聞に掲載された美容師さんやトリマーさんも手に職×日本人×語学スキルで収入アップを実現しました。
そして海外での経験や知識を日本に逆輸入すれば、さらなる活躍を期待できます。
さいごに
『ジェイソン流お金の稼ぎ方』には、今回の話と似たようなことが書かれています。
確かに、企業が我々のスキルを安く使っていることも事実です。
大企業ほど内部留保を貯め込み、人件費を上げず長らくデフレにしてきた。
これも事実であり、これが一気に流出することもないでしょう。
だからといって転職とかデモとか、それも一つの案かもしれませんけど、まずは今の会社で給料交渉してみるべきです。
そのためには、我々にしかない能力とスキルを掛け合わせ、価値を理解してもらえる人材にならなければいけません。
特に30代～40代のミドルエイジはまだまだ働かなければいけません。
意識して、見つけていきましょう。
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