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どうも、50歳までに3,000万円を貯める40代会社員ソラマメです。
お金を貯めるには原資となるお金が必要で、より多く稼いだ方がお金が貯まります。
私は20代で手取り17万円のワーキングプアから管理職に出世したものの病み、35歳で転職し年収400万円以下にダウン。
そこから42歳でもう一度管理職に挑戦し、基本給を2倍に上げてもらいました。
労働者の立場からビジネスオーナーに近い立場として働くようになり、現場で働くスタッフさんの給料について考えることが増えました。
職場のスタッフを見て、経営者の判断を聞き、自分は「給与を上げる」ことについて間違った選択をしてきたと反省中です。
本当は30代までにこのことを知っていると軌道修正もしやすいはず。
そう思って、今回記事にしました。
どこにでもいる3人の社員
まず、弊社にいる3名のスタッフについて説明します。
この3名のうち、給料が上がる人・上がらない人は誰だと思いますか？
業務命令に忠実で指示待ちAさん
業務の内容については正確なAさん。
一つ一つは丁寧なので間違いはありません。
しかし、指示待ち人間なので業務の幅はとても狭い。
何か新しいことをやってもらいたいのですが、範囲外のことには非常に消極的。
結局その仕事は誰かに渡さないといけない始末です。
何でも自分でやってしまうBさん
要領よく仕事を覚えるのも早いBさん。
新しい仕事にも取り組んでくれますが、なにより教えるのが上手ではない。
自分の仕事を抱えながら、新しい仕事にも取り組むので残業がち。
AさんやCさんには手伝ってもらえる手が空いているのですが、「自分がやった方が早い」が口癖。
残ってでも、一人で業務を終わらせる仕事人。
2つの仕事を掛け持ちできるCさん
1課の業務で中堅になったCさん。
新たなプロジェクトが立ち上がり、1課の仕事はAさんやBさんに半分引継ぎ、新プロジェクトの仕事も始めました。
1課が忙しい時やお休みのスタッフが出た場合は、Cさんがフォローするという体制は、会社としても非常に重宝できる存在です。
頑張っても給料が上がらない理由
（※ここからは主観も含めておりますのでご了承ください）
上記3名のうち、給料が上がらないと思うのはAさん。
仕事は正確だけど、何年経っても同じ業務しかできないしスピードも上がらなければ、生産性が上がってないのと一緒です。
反対にCさんは二足の草鞋を履いている状態なので、給料は上がりやすいと思います。
そして、一生懸命に頑張るBさんは、給料が上がりません。
会社としてはチームに業務を与え、チーム内で業務が終えていれば問題ないと考えます。
Bさんが2人分、3人分の活躍をしたとしても、3人分の評価はまずない。。。
これ、私が30代の時にやってしまっていたことでした。
仕事が遅くできるほうではない中途採用の後輩ができ、チームとしての業務を与えられましたが、私は当時の上司に「後輩の分までやるから給料を2倍とはいいませんので、1.5倍にして下さい」とお願いしたことがあります。
でも、叶うことはありませんでした。
そして、叶うわけがない理由も分かりました。
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労働者の給料は労働力の再生産コスト
「人の2倍働いているから2倍の給料が欲しい」というのは、労働者の勝手。
会社は誰がやろうが成果が出ていれば問題ありません。
その分、会社は労働者に労働力の再生産コストとして給料を渡します。
これは、消耗した労働力を回復するためのコスト。
なので、Bさんは人より頑張ったねと多少の給料は上がるかもしれませんが、Bさんが思う2倍の給料は支払われません。
そのギャップにBさんはモチベーションが下がる、そして萎えて諦めてしまうか転職をすることになります。
ただ、Bさんが転職して給料を上げていけるかというと、そうではありません。
もちろん目先の給料は上がるかもしれませんが、同じような壁にぶつかったとき同じようなコストを支払われたときに、またモチベーションが下がり同じ行動になるはずです。
会社は労働力の再生産コストでしか考えていない。
このことを念頭に置かなければ、一生お金を大きく貯めることは不可能。
会社で労働力を売る以外でお金を稼ぐこと＝労働者から資本家へ回る。
これが、資本主義攻略のカギとなることになるべく早く気づいた方が良いというお話でした。
なぜ30代で知っておきたいのか
私は40代とギリギリ（いや、遅かったかも…）
仕事に対する対価に気づくことができましたが、できれば30代で知っておきたいところです。
ひとつは、頑張る方向を軌道修正できるから。
頑張ってもお金が増えない仕組みや会社の仕組みが分かれば、搾取される労働者→搾取する資本家へ修正できます。
その期間が短くなるほどお金を貯める期間を逃すことになるので、なるべく早く軌道修正するためにも30代までには知っておきたいところです。
逆に30代で気づくことで、これまでやってきたことが無駄だったのかというとそうでもありません。
様々なことを経験してきたことで、会社から降りてくる指示も経験の中でうまく交わしたり逃れたり労力をかけず終わらせることも可能です。
あからさまに会社は再生産コストしか払ってないんだとなると、冒頭Ａさんのように指示待ち+何もしない社員になってしまい扱いづらい社員になってしまいます。
Ａさんが最もコスパはよいかもしれませんが、パフォーマンス的には協調性・積極性があるほうが少しでも給料は上がりやすい。
そのあたりをこれまでの失敗と経験を活かすことで、ずるく給料アップをしていきたいところです。
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さいごに
途中でも書きましたが、私はずっと「自分がやった方が早い」という人間でした。
その働き方を変えてくれたのが『エッセンシャル思考』という1冊でした。
この『エッセンシャル思考』は本を読み直すほど、もっと早く出会いたい本だったなと実感しています。
少し前の自分なら「自分がやった方が早い」と振らなかったけど、それでは本当にやらなくてはいけないことであったり、やりたいことへ使う時間がないことに気がつくことができました。
エッセンシャル思考は、「選択する」ことの大切さや、「最小の時間で最大の効果」を出すことについて注力されて書かれています。
いかに「全部自分がやらなくては」と思い消耗してきた仕事人生だったことかに気づかされました。
自分がやった方が早くてやっても、給料は上がりませんよ。
人に上手にやってもらって時間を確保、副業や節約でお金を貯め、資本家になって投資する側になる。
主観たっぷりめでしたが、よかったら参考にして下さい。
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