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20年ぶりの同窓会。40代の僕たちは夢よりも人生の終わりを語っていた

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金曜日の夜、大学時代の友人たちと飲みに行きました。

集まったのは僕を含めて4人。

数年前に会った友人もいましたが、中には本当に20年ぶりに顔を合わせる友人もいました。

「全然変わってないなあ」

そう思う瞬間もあれば、ふとした表情に、お互いすっかりいいおじさんになったなあと感じることもありました。

学生時代の思い出話で盛り上がったあと、話題は自然と、この20年間の出来事に移っていきました。

離婚を経験した友人。

子どもが高校を退学し、今は通信制高校に通っているという友人。

僕自身も、仕事で心の調子を崩した。

20年前、僕たちはもっと単純に未来を考えていた気がします。

いい仕事に就きたい。もっと稼ぎたい。出世したい。

そんな話をしながら、これから始まる人生に期待していました。

でも、40代になった僕たちの話は少し違っていました。

仕事も家庭も、思い描いたとおりにはいかない。まさか、っていう落とし穴にしっかりみんな落ちてた。

それぞれが悩みを抱えながら、それでも自分なりの折り合いをつけて生きている。

そんなことが、会話の端々から伝わってきました。

印象に残ったのは、1人の友人の話です。

お父さんががんになったことをきっかけに、自分の寿命や老後について考えるようになったそうです。

そして『DIE WITH ZERO』という本を読んで、70歳くらいまでに、やりたいことをできるだけ楽しもうと思うようになったと話していました。

その話を聞きながら、僕自身の20年間も振り返っていました。

20代の頃の僕は、お金のことなんて何も考えていませんでした。

今は稼げなくても、いつかきっと稼げるようになる。自然と豊かになっていく。

根拠もないのに、そんな未来を信じていたんです。

でも、現実は甘くありませんでした。

思うように稼ぐこともできず、30代では人生のどん底を経験しました。

このままじゃ本当にまずい。

そう思って始めたのが、資産形成でした。

そこから必死にお金を貯め、投資を続け、44歳でようやく金融資産3,000万円にたどり着きました。

それまでは、とにかく増やすことが最優先。

お金を使うことより、減らさないことばかり考えていた気がします。

でも最近になって、少しずつ気持ちが変わってきました。

貯めるだけでなく、家族との時間や、今しかできない経験にもお金を使いたい。

そんなことを考えられるようになったんです。

昔の僕だったら、『DIE WITH ZERO』なんて考え方は、きっと受け入れられなかったと思います。

使い切るどころか、まず貯めるお金さえなかったのですから。

友人の話に共感できたのは、僕もようやく、人生の次の段階に来たからなのかもしれません。

20年前は、みんな何者かになろうとしていました。

でも今は、それぞれが自分の立ち位置を見つけ、悩みながらも仕事を続け、休日には好きなことを楽しもうとしている。

それは、夢を諦めたということではないのでしょう。

人生の楽しみ方が、少しずつ変わってきただけなのかもしれません。

20年ぶりの飲み会は、昔話だけで終わりませんでした。

みんな、それぞれにいろいろあったんだなあ。

そして、これからもきっと、いろいろあるのでしょう。

お金を貯めることも大切。でも、人生を楽しむ時間には限りがある。

そんな当たり前のことを、同じ40代になった友人たちと話せた金曜日の夜。

帰り道、なんだかとてもいい時間を過ごせたなと思いました。



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