先日、小学6年生の子どもの発表会がありました。
その中で、子どもたちが将来の夢を発表する時間があったんです。
野球選手、サッカー選手、釣り人。
本当にいろいろな夢があって、みんな自分の将来について堂々と話していました。
そして、わが子が発表した夢は「トロンボーン奏者」。
頑張って練習している姿を普段から見ているので、素直にうれしかったです。
小学6年生にして、もう自分のやりたいことを見つけている。
それだけでも、すごいことだなと思いました。
でも、同時に頭をよぎったことがあります。
「音楽で食べていくのは、難しいだろうな」
そんな現実的な考えでした。
好きなことなら頑張れる子供
子どもがトロンボーンを始めたのは、小学4年生のときです。
それまではダンスを習っていました。
でも、全然練習しなかったんですよね。
月謝も払っていたのに、全然できない子供…何度言っても練習しないので、とうとう僕も「それならもう辞めなさい」と言いました。
そして、「自分が本当に好きなものを見つけてきなさい」と。
すると、子どもが選んだのが音楽でした。
小学4年生で部活動に入り、トロンボーンを始めました。
そうしたら、驚きました。
毎日、自分から練習するようになったんです。
あれだけダンスの練習をしなかった子が、トロンボーンは言われなくても練習する。
その姿を見て、思いました。
この子は、好きなことならこんなに頑張れるんだ。
親がやらせたいことと、子どもが本当にやりたいことは、必ずしも同じではありません。
それを教えてもらった気がします。
だから今回、将来の夢として「トロンボーン奏者」と聞いたとき、僕はうれしかったんです。
好きな仕事で稼ぐことの難しさは経験済み
とはいえ、音楽の道が簡単ではないことも分かっています。
音楽や芸術の世界は、収入が安定するとは限りません。
好きなことを仕事にできたとしても、それだけで生活していけるかどうかは別の話です。
実は、僕自身にも似たような経験があります。
僕は子どもの頃から、マスコミの仕事がしたいと思っていました。
親から夢を否定されたことはなく、そのまま出版社に就職しました。
夢だった仕事に就けたわけです。
でも、当時の基本給は12万円。
本当に安月給でした。
好きな仕事ができることは、もちろん幸せです。
でも、好きなことと生活のためのお金を結びつけると、途端にしんどくなることがあります。
仕事が好きだからといって、お金の心配がなくなるわけではありません。
だから、子どもが音楽の道に進みたいと言ったとき、最初は僕も「それで生活していくのは難しいだろう」と思いました。
ただ、今は少し考え方が変わっています。
それは、僕が投資に出会ったからです。
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好きなこととお金を稼ぐことは別でいい
投資を始めてから、僕のお金に対する考え方は大きく変わりました。
以前の僕は、お金を稼ぐことと仕事をすることを、ほとんど同じ意味で考えていました。
生活するためには働かなければいけない。
だから、仕事を選ぶときには、どれだけ稼げるかを考えなければいけない。
そんなふうに思っていたんです。
でも、投資を知って気づきました。
お金を増やす方法は、自分が働くことだけではない。
働いて得たお金を貯めて、投資に回す。
そうすれば、自分が働いていない時間にも、お金が増える可能性があります。
もちろん、投資にはリスクがありますし、必ず増えるわけではありません。
それでも、お金を得る手段が仕事だけではないと知ったことは、僕にとって大きな変化でした。
例えば、音楽の仕事だけで十分な収入を得られなかったとしても、別の仕事をしながら音楽を続ける道もあります。
働いて得たお金を投資に回し、将来の生活を支える資産を育てることもできます。
好きなことを仕事にするのは素晴らしい。
でも、好きなことだけで生活費のすべてを稼がなくてもいいんですよね。
そう考えられるようになってから、子どもの夢に対する見方も変わりました。
子どもに渡したいのは「お金と付き合う力」
もちろん、子どもが本当に音楽の道に進むのかは、まだ分かりません。
これから別の夢を見つけるかもしれませんし、音楽を一生の趣味として楽しむ道を選ぶかもしれません。
それでも、もし本気で進みたいと言うなら、できる限り応援したいと思っています。
大学への進学など、どこまで支援できるかは、そのときの家計や資産次第です。
でも、僕が投資を続けて資産を増やしたい理由が、また一つ増えた気がします。
そして、子どもに伝えたいのは、お金そのものだけではありません。
よく「魚を与えるより、魚の釣り方を教える」という話がありますよね。
お金も同じだと思うんです。
まとまったお金を渡すことも、もちろん助けになります。
でも、お金を稼ぎ、貯め、使い、増やす方法を知っていれば、その先の人生でも自分で選択肢をつくっていけます。
自分の仕事だけでなく、持っている知識や時間、資産など、いろいろなものを生かして生活を支える。
そんな考え方を身につけてほしいです。
今回の発表会では、子どもたちがそれぞれ違う夢を語り、周りも「すごいね」と受け止めていました。
みんなが同じ道を目指すのではなく、一人ひとりの夢を自然に応援できる。
そんな雰囲気が、とてもいいなと思いました。
大人はつい、現実を知っているからこそ、子どもの夢に口を出したくなります。
「そんな仕事じゃ食べていけないよ」
「もっと安定した仕事を選びなさい」
でも、その言葉で子どもの可能性を狭めてしまうのは、もったいないと思うんです。
もちろん、現実のお金の問題から目をそらすわけにはいきません。
だからこそ、夢を諦めさせるのではなく、どうすれば好きなことを続けながら生活していけるのか、一緒に考えられる親でいたい。
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さいごに
もし僕が投資に出会っていなかったら、今回の夢も「音楽で食べていくのは難しい」という現実だけで判断していたかもしれません。
投資をしてきてよかったと思うことは、資産が増えたことだけではありません。
仕事とお金を切り離して考えられるようになったこと。
そして、子どもの夢をまっすぐ受け止められるようになったこと。
それも、僕にとって大きな財産です。
トロンボーン奏者になれるかどうかは、まだ誰にも分かりません。
でも、毎日楽しそうに練習している今の姿を、僕は大切にしたいと思っています。
「稼げるか分からないから、やめておけ」ではなく、「どうしたら続けられるか、一緒に考えよう」と言える父でいたいです。

