先日Xを眺めていたら、「オルカンは思考停止」という言葉が流れてきました。
かなり強い言葉だったからでしょう。いろいろな意見が飛び交っていました。相変わらずパワーワードは燃えますね、しかもまたクラマさんいるしwww
でも僕は、それを見ながら少し不思議に思ったんです。というか、オルカンこそ「思考停止でいいんじゃない?」むしろ、それがオルカンのいいところだと思っていたからです。
偉そうなことを言っていますが、僕も最初から世界経済について深く考えてオルカンを買ったわけではありません。
ぶっちゃけ、よく分からないままVTIを買っていました(iDeCoでね)。
その後、S&P500と比較したり、どの国にどれくらい投資しているのかを調べたりして、自分なりに理解するようになりました。
投資初心者の場合、個別株のほうが知っている企業が多くて、投資信託のことは入ってこなくないですか?
今でこそスタンダードでしたが、自分なんて1冊本読みましたよ、ちゃんと。でも、100%理解せずに最初はつみたてNISAで買いました。
オルカンを選んだ人全員がそこまで勉強する必要があるのかというと、僕はそうは思いません。
口座を開設した。お金を入れた。積立設定をした。そして毎月、自動的に資産形成が続いていく。もう、それだけですごいじゃないですか。
ここにたどり着かない人が多くて仕方ありません。
特に40代なんて、仕事では責任が増え、家に帰れば家族のことがあり、自分や親の老後も少しずつ現実味を帯びてくる。考えなければいけないことが、山ほどあります。
そんな僕たちが、さらに毎晩決算書を読んで、企業分析をして、株価をチェックする必要があるのでしょうか。
もちろん、それが好きならやればいい。僕自身、配当株を買っているので個別株のおもしろさも分かります。でも僕は、考えたからこそ失敗した投資もたくさんあります。
考えれば必ず正解にたどり着けるほど、投資は簡単ではありません。だから将来の資産形成くらいは、オルカンに任せてしまう。
積立設定をしたら、あとは仕事をする。家族と出かける。趣味を楽しむ。休日くらい投資のことを忘れる。その間も資産形成は淡々と続いている。
それって「思考停止」というより、時間を買っているんじゃないでしょうか。
杉村太蔵さんが投資信託を「新手の貯金」と表現しているのを聞いたことがありますが、僕にはその感覚が結構しっくりきます。
もちろん投資なので元本保証ではありませんし、貯金と同じではありません。それでも、長期の資産形成の仕組みを一度つくって、あとは淡々と続ける。
僕はそれでいいと思っています。むしろ40代の働き盛りだからこそ、投資に人生を奪われない資産形成は相性がいい。
オルカンで思考停止できるなら、それでいい。
人生には、投資以外にもっと頭遣わないといけないこと、おじさんになるとただでさえ増えてきますからね。
ハゲない程度に、全世界の企業にお金を託して任せちゃった方がいいですよね。

