「ENEOS、売っちゃったんですか?」
先日、Xでこんなコメントをもらった。
そうなんです。売っちゃったんです。そして、そう思いますよね。僕だって断腸の思いだった。
ENEOSはこれまで長く保有してきた銘柄で、今期も増配している。配当株投資をしている僕としては、本来ならこういう銘柄はできるだけ長く持ち続けたい。
それでも売却したのには理由がある。
僕がENEOSを保有していたのは旧NISAで、その非課税期間が今年で終了する。一方、新NISAにはまだ投資できる枠が残っているものの、残念ながらそれを埋められるほどの入金力が今の僕にはない。
だったら、今ある資産に働いてもらえばいい。
旧NISAのENEOSを売却し、その資金を使って新NISAで大和ハウス工業を少しずつ買っている。
もちろん、ENEOSをそのまま特定口座へ移して持ち続ける選択肢もあった。以前の僕なら、おそらくそうして、新NISAでは新しい資金で別の銘柄を買おうと考えていたと思う。
ただ、ENEOSが今後も毎年増配していくかはわからない。それなら、僕にとって魅力的な利回りになっていた大和ハウスへ資金を移すのも一つの選択肢だと考えた。
さらに大和ハウスは株式分割を予定しているため、50株まで買えば分割後には単元株になり、株主優待も狙える。そう考えると、限られた資金をどこに置くかという答えが少しずつ見えてきた。
配当株投資では「長期保有」が大切だと思っているし、その考えは今も変わっていない。
でも、長期保有と「一度買った株を絶対に売らない」は、同じではない。
お金が十分にあるなら、ENEOSを残したまま大和ハウスを買えばいい。でも僕のように入金力に限界があるなら、持っている資産の配置を変えることで、新しい選択肢を作ることもできる。
株を持ち続けるには忍耐がいる。
でも、ときには手放すにも勇気がいる。
限られたお金だからこそ、どこで働いてもらうかを考えながら、これからも効率よく資産を育てていきたい。

