7月に東京海上ホールディングスから一通の封筒が届いており、開けるのを忘れてて、今更何だろうと思って開けてみると、中に入っていたのは500円分のQUOカードだった。
たしか議決権を行使した株主を対象にした抽選があり、自分も「当たったらラッキー」くらいの軽い気持ちで応募していたものだった。
QUOカードを見てうれしかったのだけど、それ以上に思ったことがある。
忙しい中、ちゃんと応募した自分、ナイス。
たった500円の出来事なのに、なぜか自分の生き方について少し考えさせられた。
抽選なのだから、応募しても外れる可能性はあるのだけど、応募しなかった人にQUOカードが届くことはない。
当たり前の話なのだけど、人生も案外そんなものなのかもしれない。
昔の自分は、小さな行動をどこか馬鹿にしていたところがあって、「こんなことをやって何の意味がある?」「こんな微々たる一歩で人生が変わるのか?」と考え、結果につながるか分からないことに時間を使うのを無駄だと思っていた。
ところが40代になって人生を振り返ってみると、自分に大きな影響を与えたものほど、始めたときには何につながるのか分からなかった。
ブログも副業もそうだった。
最初からうまくいくと分かって始めたわけではなく、「とりあえずやってみるか」で始めたものが続き、読んでくれる人が現れ、お金にもなり、いつの間にか自分の人生を構成する一部になった。
だから今は、「行動したから成功した」のではなく、「行動したから成功する可能性が生まれるんだ」という考えに心を変えることにした。
そんなことを考えていた昨日、子どもとヤンマーミュージアムへ行き、そこで創業者・山岡孫吉の歩みを知った。
ここは本当に楽しいところなので、ぜひ一度行ってみてほしい。
どうでもいいけど、黒に赤文字ってあのドラマ見たいよね笑
この扉が開く前に、ヤンマーの歴史を知ることができるのですが、私はこの動画と開く扉に毎回感動するんですよね。
絶対行ってほしい場所。
さてさて、山岡孫吉さんの話にもどします。
農家に生まれ、16歳で故郷を離れて大阪へ出て働き、その後さまざまな経験や出会いを重ねながら、小型ディーゼルエンジンの実用化へ挑んでいった人生だったのだそう。
もちろん、歴史に名を残す経営者とQUOカードに応募した自分を比べるつもりはないけれど、まず動かなければ、その先にあるものとは出会えないという点では同じ(だと思うw)
最近、子どもが吹奏楽に熱心に取り組む姿や、夏の甲子園で高校生たちがひたむきに勝利を目指す姿を見ても心を動かされる。
一方で40代になった自分は、いつの間にか「挑戦しない理由を作る」のがやけに上手になったなと自分のことながら感心する。
仕事がある、家族がいる、時間がない、失敗したくない、今さら始めても遅い。
若い頃より守るものが増えたのだから、どれも間違ってはいないだけど、挑戦しない理由に説得力が増したからといって、人生の可能性まで広がるわけではない。
大きな挑戦をする必要もないけれど、興味のあることを一度やってみる、ブログを一本書いてみる、行ったことのない場所へ行ってみる。
そんな「これをやって何になるんだろう」という小さな一歩で十分で、人生には自分ではどうにもできないことがたくさんあるし、挑戦したからといって必ず報われるわけでもないのだから、「挑戦すれば夢は叶う」なんて簡単には言えない。
それでも、参加しなければ当選確率は最初からゼロになる。
結果を選ぶことはできなくても、40代になって、挑戦しない理由はいくらでも見つけられるようになったからこそ、ときどき何も考えずに1つ行動してみるくらいがちょうどいい。
人生の当選確率は挑戦したから上がるとは限らないけど、参加した瞬間に初めてゼロではなくなるのだから。

