投資をしていて嬉しいなと思う瞬間があります。
ストップ高。
増配。
あとは株式分割でしょう。
株数が2倍、3倍になると何故かお得感を感じてしまうのは私だけでしょうか。
手持ちでは三菱商事。1/3の株式分割により、現在は300株保有。
それが3000円付近だということで、200株は売ってもいいかな?
とかいろいろと考えることができるのです。
でも、株式分割って何のためにやるのか?
ベーシックなことは分かっていたのですが、NTTの25分割について『ルネ岩田さんのyoutube』で話題にしていて学びになったのでシェアします。
株式分割ってなんのためにやるの?
株式分割という言葉、ニュースではよく聞きます。
「結局、なにが変わるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
簡単にいうと、1株を複数の株に“割って”増やすこと。
たとえば、1株10万円の株を2株に分けると、1株5万円になります。
これ、企業にとっては「ただ分けるだけ」ではありません。狙いは大きく4つあります。
- 株価を下げて、買いやすくする
- 売買を活発にして、流動性を上げる
- 株主数を増やして、経営基盤を安定させる
- 上場基準やインデックスへの対応策
つまり、企業が株式分割を行うのは、マーケットでの存在感や株主層の拡大を狙った“戦略”なんです。
NTTが株式を25分割した理由は「未来の株主」だった
そんな中、個人的に驚いたのがNTTの対応です。
2023年、NTTはなんと「1株→25株」に分割しました。
「えっ、そんなに!?」と思った人も多いのでは。
分割後の株価は1株約1,60円前後まで下がり、小学生でもお年玉で買える価格に。
実はこの大胆な分割の理由は、若年層の株主を取り込みたい”というもの。
会社側は「幅広い世代に長期保有してもらう」ことを狙っていたのです。
その結果、NTTの株主数はわずか半年ほどで約7割増加。
40代以下の保有比率が、たった数年で10%→40%近くまで増えたというデータもあります。
これは、株式分割が“将来の顧客=未来の株主”を意識した戦略的な意思表示になっている好例だと感じました。
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一方のKDDIは、なぜ2分割にとどめたのか?
一方、同じ通信業界のKDDIは、2025年に「2分割」のみを実施しました。
株主総会では、「NTTのような思い切った分割をしないのか?」という質問も出たようですが、KDDI側の回答はこうです。
「KDDIの株主は、すでに年齢層が広く、特定世代への偏りはない」
つまり、KDDIとしては今のままでも“幅広い世代”の株主がすでにいるから、無理に分割する必要はないと判断したわけです。
この姿勢は、逆にいえば「すでに株主との関係が安定している」という自信の表れともいえます。
まとめ
今回、NTTの分割をきっかけに「株式分割って、単なる株価の調整じゃないんだ」と気づかされました。
分割は、単なる“テクニカルな操作”ではない。
【企業がどんな人に株主になってほしいか、どんな未来を描いているか】
これを表す“メッセージ”でもあるんですね。
NTTは若年層を取り込みたいと考え、KDDIは現状に自信を持って2分割にとどめた。
どちらが正解というよりも、それぞれの企業が自社の未来像に向けて選んだ道。
これから投資を考える人も、すでに投資している人も、「この企業は誰に株主になってほしいと思ってるんだろう?」
そんな視点で、株式分割のニュースを見ると面白くなっていくでしょうね。
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