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どうも、40代平凡会社員のソラマメです。
突然ですが、お父さんって好きですか？
私はというと…嫌いでした。嫌いというか、可もなく不可もなくという感じ。
今でもそうですが、父は口数が少なくあまりたくさん話したという記憶がありませんでした。
唯一私が就職活動中、就職活動がうまくいかず「もう公務員になる」と言った時、「お前には無理だ」と言われ腹が立ったのを覚えています。
思春期からはそんなに会話をすることもなく、そのまま大人になり結婚し子どもが産まれていま。
改めて父の偉大さに、毎日気づいています。
公務員の父は至って普通だった
よく反面教師と言いますが、振り返ってみると私は父親の生き方が好きでなかったのかもしれません。
大学卒業後、公務員になった父は役所で定年になるまで働き、その後は嘱託で小中学校の給食センターの事務員として働き引退しました。
一方、私の祖父はサラリーマンとして企業を渡り歩き会社の重役にもなっていた、ザ・昭和人間。
タバコ吸ってたし、家に社員よんで麻雀やったり、すごく楽しそうでした。
しかし父はあまり仕事の話を過程ですることはありませんでした。
どんな仕事をしているかも分からず、月～金まで定時で上がり、大きな趣味もなく同じ生活を繰り返す。
私の小さい頃はまさにバブルが弾ける前でしたので、周りのバブリーさは我が家にはありませんでした。
強烈に覚えているのは、忌野清志郎さん で『パパの歌』という歌があり、「昼間のパパは～さぼってる～」って茶化したら、父がものすごく怒ったという出来事くらい。
きっと、当時40代～50代になって一番仕事が忙しかった時期だったのかもしれません。
40年を振り返ると普通でよかった
出典：楽天証券経済研究所（トウシルサイト）でも、結果的に言えば父の普通のおかげで、私は不自由なく生きることができました。
バブルが弾け、職を失った家庭や借金を抱えた家庭も多かったと思います。
リーマンショックでもリストラされることない、安定した職業に就いてくれたおかげで、私は大学にも行けました。
仕事を辞めて少しの間実家で面倒見てもらえたのも、父のおかげです。
失われた30年など言われていたのがつい最近で、今では日本株が急上昇しています。
「投資していたら今頃もっと資産を築けていたに違いない」と言えるのは、過去～現在の位置が分かるからであって、当時我が家が投資し資産を減らしていたら。
もしフルインベストし株が紙切れになっていたら、私は好きな物を買ってもらえたのか、旅行に連れて行ってもらえたのか、大学に行けたのかわかりません。
私が小さい頃は不人気職だった公務員がいつの間にかランキングTOPになり、今でも安定した職業として一定数人気があります。
父が学生時代の頃なんて、不人気だったことでしょう。
愚直に仕事に行き、家族を養い、文句も言わず転職もせず40年以上も勤め上げた。
嫌いという気持ちが、この歳になってどんどん尊敬へと気持ちが変わっているのを実感します。
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家も建て相続もする父は偉大
父は、我が家を建て直してくれました。
私が高校生のときでした。
きっと、祖父からも援助があったとは思いますが、数千万円のローンを組むのはきっと勇気のいることだったことでしょう。
私には、できなかった。
我が家は二世帯住宅として一緒に住んでいるので、私はローンを組むという勇気が持てなかったんですよね。
そしてつい先日、母親に呼ばれて話を聞くと、父は私のために数年かけ相続としてお金を用意してくれていました。
「このお金は退職金とかから少しずつ入れたお金なので、自分の好きなように運用しなさい」と言ってもらいました。
父は横にいたのに、何も言いません。
何も言わずお金を渡すって、すげーなって思いました。
家も買って、退職金も家族に分け与えて、自分はお金のかからないAbemaの麻雀番組見て。
嫌いから尊敬になり、偉大だなと今では思うようになりました。
僕にも同じことができるとするなら
じゃあ、自分がリタイア世代になったとき。
私は息子に何か残してあげれるものは用意できるのかと考えると、リスク資産しかないと思います。
父は公務員として給与のラインもある程度は見えていたはずですが、転職を繰り返してきた私にはそれができません。
インフレもあり生活水準もあがり、この先思ったような昇給も望めなければ自分の手足以外に働いてくれるものに託すしかありません。
そういった面でも、私が去年転籍時に手にした前職の退職金をジュニアNISAにぶち込んだ、虎の子のオルカン。
これは是が非でも息子の教育費に使うのではなく、息子が好きに使えるような状態で紡ぎたいなと。
父から譲り受けたお金を手にした時、より強くジュニアNISAに手を付けることなく、渡すぞという気持ちにさせてくれました。
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働きアリの父には感謝しかない
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の冒頭で、アリとキリギリスの話があります。
とても有名ですよね。
父は王道の働きアリでした。
もっとやりたいことあったのかな、もっと欲しいものとかあったのかな、と思うこともあります。
でも、自分が大きく物欲やお金のかかるやりたいことがないので、父も働きながらそれなりに楽しんでいるんじゃないかなって思います。
まだまだ元気ですが、いつかは老いる時が来る。
その時までに、できる親孝行はしたいと思えるようになったということは、もう嫌いじゃないってことの証かな。
短いですが、今日はこの辺で。
ご覧頂き、ありがとうございました。
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