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どうも、40代にして仕事にも惑ってばかりのソラマメです。
最近読んだ本の中で、ハッと気づかされたことがありました。
それが、「信用」と「信頼」の違いについて。
40代になるまで、どちらも同じものだと思っていましたが、違ってました。
そして、自分の30代の仕事を振り返って、この判断は間違っていたのかなと振り返ってしまいました。
読んだのはこれ、『もしアドラーが上司だったら』です。
これまでメンタルに悩まされることが多いのに、アドラー本は何故か読んでなかったので目から鱗がポロポロでした。
信用と信頼の意味
まず、みなさんは信用と信頼の違いは分かりますか？
もし私のようにそもそも意識したこともなかったら、一緒に学びましょう。
「信用」と「信頼」の違いは次の通りです。
- 信用：それまでの行為・業績などから信頼できると判断する。
- 信頼：信じて頼りにする、頼りになると信じる。
どちらも信じていることに変わりはないのですが、信用には条件付きで、信頼には条件がないという風にアドラー心理学では言葉を分けています。
金融・投資の世界でも、信用金庫や信用取引があります。
お金を貸すということは、お金を返してもらうという条件付きで貸してもらえることから、信用は条件が必要だということが分かります。
一方で信頼は、条件なく信じること。
子どもが生まれて初めて100％信じたいという気持ちが芽生えましたが、何があってもわが子を信じるという状態を信頼と言えます。
会社は信用システムで回す
本書ではこんな場面がありました。上司のドラさんに信頼されている営業マンの主人公は、自分の下した決断で会社の売上を上げることができませんでした。
上司のドラさんは信頼していると言っていたのに、次の四半期に降格人事を受けることになりました。
主人公は上司のドラさんに不信感、自分は信頼されていたのに何故降格なのかと聞くと、ドラさんはこう答えました。
「会社は信用システムで回すものだ」と。
そこで自分も信用と信頼の違いが理解できました。
人間関係では信頼し合っていても、会社は利益を求める組織。信用してポストを用意したけど条件に合わなければ、決断されます。
だからといって、対人関係の関係が壊れることはないというのがこの章で私が過去の出来事に重ね合わせてしまったのです。
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せっかく出世したのに1年で仕事を辞めた
私は前職で一度、管理職になったことがあります。
当時は本業で稼ぐしかない、そのためには出世しかないと思っていたので、管理職になることも必然。
結果も出して、家族のために年収を上げていかなきゃとばかり思っていました。
当時の会社は5つのエリアに分かれており、私は名古屋のトップ。
前任の管理職の右腕として活躍していたので、名古屋エリアはぶっちぎりの成績で、名古屋がコケたら会社がコケるという噂がたつほどでした。
そんな理由もあり、管理職になった自分の一年目。
なんと20％も業績を落としてしまうことになったのです。
周りは僕のせいじゃない、前任の管理者だった上司からも名古屋をやるのはかなりプレッシャーだから気にしなくていい。
そういわれていたのですが、私には無理だった。
迷惑をかけ、会社も上司も社長も部下からも信頼を失ったと思い込み、心が病み、うつ病になり逃げるように仕事を辞めました。
管理職になってたった1年の出来事でした。
社長は信用ではなく信頼してくれてたのかもしれない
社長に退職を申し出たとき、あまりに緊張して覚えていなかったのですが、よく考えると名古屋の業績のことなんてまったく言われませんでした。
ただ、辞めるなという引き留めに自分は責任を取ると言い続け辞めることが決まりました。
たしかに要である名古屋エリアで20％のダウンなので、社長は私の信用を失いました。
でも、信用を失ったからといって、信頼がなくなったわけではなかった。
それを自分は勝手に、信用も信頼も失った。
ここにいることはできない、という思い込みで辞めてしまったのかな。
そんな風に振り返っていま、少し後悔をしています。
もっと早く、この本に出会えていれば、辞めずに仕事を続けていたかもしれない。
好きな仕事だっただけにね…本ってまじで大事よ。
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まだこの会社でやれることがあるかもしれない
好きだった仕事を辞めて現職に突いて6年になります。
何度も転職しようと思いましたが、最近はまだこの会社でやれることがあるのかもしれないとちょっとだけ思うようになりました。
やってみたいことがあるのも一つですが、自分が周りを信頼できるようになったり、一方では信用して仕事を任せてみたり。
うまく会社の中で機能できる人材になる訓練が、ここで出来るかもしれないなって思ってます。
仕事のスキルを磨くのも大切だけど、うまく関係性を作って仕事を円滑に進める力も大切です。
『もしアドラーが上司だったら』には他にもなるほど！と思ったことがいくつかあったので、また記事にしてみようと思います。
では、今日はこの辺で。
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