先日、YouTubeのPIVOTで、ひふみ投信の藤野英人さんが「オルカンに潜む罠」について話している動画を見ました。
PIVOTのマネースキルセットは本当に面白くて、りんたろー。さんとハセンさんのやりとりを毎回楽しみにしてます。
さて、話を戻します。
藤野さんの話では、オルカンやS&P500は、今や米国の大型テクノロジー企業の影響が大きく、AI関連株への集中がリスクになるという話です。
たしかに、世界中の株式に分散投資しているつもりでも、実際には一部の巨大企業の値動きに左右されます。
オルカン=全世界とはいえ6割は米国だし、その中でもテック系の企業の割合は高い。
じゃあその業界が下火になれば…。
そう聞くと、不安になる人もいるかもしれません。
でも、僕はそれほど不安になりませんでした。
なぜなら、オルカンをはじめ投資信託のメリットって、時代に合わせて中身が変わっていくところにあると思っていたからです。
今はAI関連企業が強い時代です。
でも、10年後も同じ企業が世界の中心にいるとは限りません。
別の産業が成長するかもしれないし、米国以外の国が存在感を増しているかもしれない。
オルカンは時価総額を基準に組入比率が変わっていきますよね?
そうした変化が自然と反映されるはずでは?
もちろん、AI関連株が暴落すれば、オルカンも下落します。
次の成長企業に入れ替わるまでの損失は、投資家自身が引き受けなければなりません。
その期間、入れ替え前の企業には十分恩恵を受けたはずだから。
むしろ大きいのは、入れ替わりを自分の感情に頼らずに済むことに、大きな価値を感じています。
僕はこれまで9年間、日本の高配当株を中心に個別株投資をしてきました。
個別株で難しいのは、買うこと以上に『売る判断』だったりします。
株価が下がれば「ここで損切りしたくない」と思う。
逆に株価が上がれば「もう少し利益を伸ばせるんじゃないか」と欲が出る。
企業の状況が変わっていても、自分の期待や思い入れが判断を鈍らせることがあります。
だから、ENEOSを売った瞬間上がったし、そのお金で購入した大和ハウスは上がってこないし…踏んだり蹴ったり。。
その点、絶対王者オルカンは違います。
自分で次の勝ち組を予想する必要も、思い入れのある銘柄を手放す決断もいりません。
市場の変化に合わせて、決められたルールで構成が変わっていく。
それは暴落を予測して避けてくれるという意味ではないけど、感情を挟まずに市場の変化を受け入れられるという、最大の強みがありますよね。
そこがインデックス投資の大きな魅力です。
個別株には、自分で企業を選び、配当を受け取る楽しさがあります。
一方で、投資信託には、自分で選び続けなくてもいい安心感がある。
どちらが優れているという話ではありません。
投資を9年続けてきて投資で難しいのは、正しい銘柄を見つけることだけではなく、自分の感情とうまく付き合うことも、同じくらい難しいのだと痛感してます。
オルカンの正しい理解と、オルカンの銘柄構成さえつかんでおけば、何らビビることはない話じゃないですかね。

