先日、YouTubeを見ていて「オルカン3万円じゃ生活は変わらない」という言葉が耳に残りました。
確かにその通りだと思います。毎月3万円をオルカンに積み立てたからといって、来月から給料が増えるわけでも、いい家に住めるわけでもありません。ましてや長期の積立投資なら、基本的には今使うためのお金ではないので、1年続けたところで生活が「豊かになった」と実感することは難しいでしょう。
でも、この言葉を聞きながら、僕は少し違うことも考えました。
生活を「豊かに変える」ことはできなくても、「生活スタイルは変わった」んじゃないか?
少なくとも僕はそうでした。
僕が最初に積立投資を始めたのは、オルカンではなくiDeCoでのVTIでした。積立投資を始めれば、当然ですが毎月投資するためのお金が必要になります。
2018年、当時は薄給で投資する資金もなく「いかにお金を作ろうか」毎日そんなことを考えてた気がします。
そこで初めて、毎月の支出をちゃんと見るようになりました。
「これって本当に必要なのかな」「毎月払っているけど、なくても困らないんじゃないか」そんなことを考えながら、日々なんとなく使っていたお金を減らし、固定費も見直しました。
それまでの僕には、「こんな小銭を残したところで将来何になるんだ。それなら使ってしまおう」という感覚がどこかにあったように思います。
なにより、将来のお金について真剣に考えるのが怖くて、問題を先送りしていた部分もあったのかもしれません。
いや、資産0円の人に「老後2000万円必要だ」って言われても、もう無理ゲーやんって、嘆いてストゼロ飲んでましたからね当時は…。
そんな僕が月1万円程度積立投資を始めたからといって、そんな生活が一気に豊かになったわけではありません。当たり前だろ、それがウン十倍になってたら、それはもうギャンブル。
むしろ毎月一定額を投資に回すのだから、今自由に使えるお金だけを考えれば減っています。
それでも、自分のお金の使い方は明らかに変わったんですよね。
なんとなく消えていたお金に対して、「これを投資に回すこともできる」と考えるようになった。お金を使わなくなったというより、お金を使う場所を選ぶようになったのだと思います。
これは結構すごい変化なんじゃないでしょうか。
「オルカン3万円じゃ生活は変わらない」
確かに、3万円の積立投資で明日の暮らしが豊かになるわけではありません。
でも、その3万円を作るために支出を見直し、散財していた生活から少しずつ離れ、先送りしていた将来のお金と向き合うようになる。
それだって、立派な「生活の変化」だと思うんです。
積立投資は、未来のお金を増やすだけではなく、現在のお金の使い方まで変えてくれました。
生活を豊かに変えてくれたわけではないけど、堕落した生活スタイルは変えてくれた。
僕にとっては、それだけでも積立投資を始めた意味は十分にあったと思っています。

