SNSを見ていると「周りと差をつけるための投資術」みたいな発信をよく見かけます。

こんな感じで、もふもふさんもポストされてましたね。
でも、私が投資を始めた理由は、その逆だったんです。
私は、周りと差をつけるためではなく、周りとの差を埋めるために投資を始めました。
20代の私は、お金よりも「やりたいこと」を優先して生きてきました。
雑誌を作りたいと思って出版社に入り、年間80日くらいの休みと基本給12万円の会社。
休みは酒、たばこ、ギャンブル、デートに費やしました。
その代償は大きく、資産はほとんど残りませんでした。
同級生たちは20代で結婚していきました。
共働き公務員の友達は家を建て、仕事でも順調にキャリアを積んでいく奴は車がどんどん大きくなる中、自分は学生みたいな感じでしたね。
当時、同級生の集まりでは、毎回年収やボーナスの話になりました。
一人、トヨタのディーラーで働いている友人がいて、「今年のボーナスは○○万円だった」「お前はいくらなん?」と、冗談交じりに話しかけてきます。
本人に悪気はなかったのかもしれません。
でも、そのたびに、自分との「差」を感じていました。
だから私は、仕事を頑張りました。
管理職になって収入を増やせば、少しはその差を縮められるかもしれない。
そう信じていました。
ところが、その先に待っていたのは、うつ病と失業。
積み上げようとしていたものが、一気に崩れていく感覚でした。
「もうこの差は埋められんな、完敗だわ」と思って最後にすがったのが投資でした。
最初は、ギャンブル的な意味でとらえている自分もいたと思います。
一発逆転のイメージも強くて、デイトレで億めざせるやん!と夢だけ見て、投資に入金できる金がなくて、それで夢破れました。
あれから9年。
少しずつ資産を積み上げ、インデックス投資と配当株投資で日々小銭を集め、配当金を受け取り、お金にも働いてもらうという感覚を知りました。
すると、不思議なことが起きました。
昔はあれほど気になっていた年収マウントやボーナスマウントは、今では気にならなくなったのです。
もちろん、今でも彼のほうが年収は高いでしょうし、資産だって、比べれば私より多いはず。
でも、働くだけの資産形成よりは着実に差は縮まってるんですよね~。
向こうは仕事だけで収入を増やし、ゴルフや接待をこなしながら走り続ける人生。
自分は、普通に働ながら、お金にも働いてもらい、家族との時間を大切にする人生。
どれが正しいわけじゃないけど、自分はこれでいいやという感じ。
のんびり、じっくり差を埋める人生も、悪くない。

