先日、とても驚くニュースを目にしました。
「キオクシア社員600人が10億り人」
最初は「すごい世界だなぁ」と思いながら記事を読んでいました。
でも読み進めるうちに、私の頭に浮かんだのは別の人物でした。
経済評論家の故・山崎元さんです。
以前読んだ『経済評論家の父から息子への手紙』
彼の著書の中で、「株式で稼ぐ方法」として、こんな選択肢を挙げていました。
- 自分で起業する
- 早い段階で起業に参加する
- 報酬の大きな部分を自社株やストックオプションで受け取れる会社で働く
- 創業初期に出資する
当時読んだ時は、「なるほど、そういう世界もあるんだな」という程度の理解でした。
でも今回のキオクシアのニュースを見て、「山崎さんが言いたかったのは、こういうことだったのか」と妙に腑に落ちたのです。
山崎元さんはずっと前から答えを書いていた
普通の会社員は、会社が利益を出せば給料や賞与が少し増えるかもしれません。
もちろん、それは嬉しいことです。
でも会社の価値が10倍になったからといって、自分の資産が10倍になることはほとんどありません。
一方で、創業期から会社に関わり、自社株やストックオプションを持っている社員は違います。
会社が成長すれば、その価値が自分の資産にも反映される。
つまり、自分たちが生み出した価値が、自分自身にも返ってくる仕組みです。
キオクシアの社員が「10億り人」になった背景には、まさにこの構造があります。
決して宝くじが当たったわけではありません。
長い年月をかけて会社を成長させ、その成果を株式という形で受け取った結果なのです。
だから私は、このニュースを見て「羨ましい」というより、「なるほど」と感じました。
会社の成長が自分の資産にも反映される仕組み
改めて考えると、これは資本主義の面白いところだと思います。
会社が利益を出す。
企業価値が高まる。
その恩恵を社員も受けられる。
こうした仕組みがあるからこそ、多くのスタートアップでは優秀な人材が集まり、一緒に会社を育てようという空気が生まれます。
給料だけをもらう関係ではなく、「みんなで会社を大きくしよう」という当事者意識が生まれる。
もちろん、その道は簡単ではありません。
会社が必ず成長する保証はありませんし、上場できる企業はほんの一握りです。
だからこそ、そのリスクを取った人だけが大きなリターンを得られる。
キオクシアのニュースは、その象徴的な出来事だったように思います。
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私たちは何を学べばいいのか
もちろん、全員がスタートアップ企業へ転職できるわけではありません。
起業することが正解という話でもありません。
では、私たちはこのニュースから何を学べばいいのでしょうか。
私は、「自分の努力が、自分の資産にもつながる仕組みを持つこと」の大切さではないかと思いました。
副業もそうです。
会社員として働くだけではなく、自分で稼ぐ力を持つ。
それも、自分の努力がそのまま自分に返ってくる仕組みです。
あるいは、自社株制度や持株会のある会社への転職もいいですよね。
株の知識をつけてから転職していたら、絶対に選んでいたと思います。
方法は違っても、「価値を生み出した結果が、自分にも返ってくる」という考え方は共通しています。
今回のニュースを見て、私は改めて山崎元さんの言葉を思い出しました。
資産形成とは、ただ節約してお金を貯めることではありません。
自分の時間や努力、あるいは資本を、成長する場所へ送り出すことでもあります。
キオクシア社員600人が10億り人になったというニュースは、特別な人たちだけの成功談ではありません。
「自分の努力や資本が、将来の資産につながる仕組みを持てていますか?」

