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20年前に投資を始めた私が、水瀬ケンイチさんに敗北感を覚えた話

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最近、オーディブルで水瀬ケンイチさんの『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』を読んでいます。

インデックス投資家として有名な水瀬さんですが、本を読みながらふと考えてしまったことがありました。

実は、私も投資を始めたのは水瀬さんと同じ頃だったんですよね~。

私が初めて株式投資を始めたのは2006年、当時20代でした。

ブラック企業を辞めて無職になり、将来への不安から何か行動しなければと思い、本を読んで株を始めました。

とはいえ、やったことは個別株を1銘柄買っただけ。

その後、転職が決まり、仕事が忙しくなり、投資のことはすっかり忘れてしまいました。

株価を見ることもなければ、本を読むこともなく、積立投資なんて知ることもない。

そのまま十数年が過ぎました。

一方、水瀬さんは違いました。

個別株投資からインデックス投資へたどり着き、学び、積み立て、発信を続けた。

そして今では、多くの投資家に影響を与える存在になっています。

正直、本を読みながら少し悔しくなりました。

同じような時期に投資を始めたのに、どうしてここまで差がついたんだろうか、と。

私は投資をやめ、水瀬さんは続けた

冷静に考えれば答えは簡単です。

私はやめた。

水瀬さんは続けた。

ただそれだけ。

何度も擦った格言的な話をしますが、資産形成の世界では『継続した人』が強い。

これは今ならよく分かります。

でも当時の私は、投資を続けるよりも仕事を続けることに必死でした。

転職、仕事を覚える、遊ぶ、毎日をこなすだけで精一杯だったんです。

今振り返ると、「もったいなかったな」と思う気持ちもあります。

もしあの時、インデックス投資に出会っていたら、今頃どうなってたか?

もし毎月積み立てていたら、いくらになっているか?

もし投資を学び続けていたら…そんな「もしも」を考えてしまいます。

でも、水瀬さんの本を読んでいて、あることに気づきました。

もし私が続けていたら本当に今の自分になれるか?

本の中で水瀬さんは、リーマンショックの時期について触れていました。

積み上げてきた資産が大きく減り、結果的に5年間も含み損だったそうです。

今だからこそ「続けていて良かった」と言えますが、その当時は相当苦しかったはず。

果たして20代の自分に、その状況を耐えられただろうか・・・。

答えは、無理だったと思います。

今の自分なら、「インデックス投資だから」とか「長期投資だから」と理解できます。

しかも、実際に上がってる実績もあるだろうから、そのバイアスはでかい。

でも20代の私は違うと思う。

知識も経験もなければ、遊べたであろう金額が目減りしている画面を見て、「やっぱり株なんて危ない」と言って投資をやめていたと思います。

そして二度と戻ってこなかったかもしれません。

そう考えると、投資から離れていた十数年は遠回りだったようで、実はラッキーな休息時間だったのかもしれません。

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回り道だったけど、その時間が今の自分を作った

投資から離れていた期間、私はいろいろな経験をしました。

結婚し、管理職になり、うつ病になり、転職し、副業を始め、ブログを書き続け、そこで「投資」に再び出会った。

決して順風満帆ではありません。

むしろ回り道ばかりです。

でも、その経験があったからこそ、今の自分は投資を続けられている気がします。

株価が下がることより怖いものを知ったから。

収入が減る不安も経験したから。

人生が思い通りにいかないことも知ったから、今は暴落が来ても「あの頃よりはマシだな」と思える。

20代の頃より、今のほうが投資家向きなのかもしれません。

さいごに

本を読みながら、「あの時続けていれば」と思ったのは事実。

でも、残念なことに『人生にやり直しボタン』はありません。

水瀬さんは水瀬さん、私は私です。

確かに資産額も実績も比べものにならないでしょう。

でも、20代で投資を始めた自分が、40代になって投資を再度始めた。

それだけでも十分じゃないでしょうか。

遠回りだったかもしれないけど、まぁそれが私っぽいわなぁ~。

自分の過去と比べれば、確実に前へ進んでいる。

そんなことを、水瀬ケンイチさんの本を読みながら考えたのでした。



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