名古屋といえば赤味噌。「カクキュー八丁味噌の郷」は親子で味噌の歴史を感じれる工場見学。
この記事では、名古屋を地元とする私、ソラマメによる「カクキュー八丁味噌の郷」の工場見学をした体験レビュー記事となります。
愛知県にはたくさんの工場見学がスポットがありますが、その中で最も古い工場見学ができるのが、「カクキュー八丁味噌の郷」。
愛知県の岡崎市にあるカクキューにお邪魔しました。
- どんな工場見学なのか
- 料金や営業時間やアクセス
- 親子で参加した感想
私には現在4歳の息子がいますが、「カクキュー八丁味噌の郷」は3歳、4歳、5歳くらいの幼稚園児、保育園児でも楽しめるスポットでした。
写真撮影スポットや子供の感想もふまえ、お得に味噌蔵を見学できるスポットについて詳しくお伝えします。
目次
カクキュー八丁味噌の郷とはどんな施設?
1645年に創業し、愛知県民で知らない人はいないお味噌の会社、カクキュー。
明治40年に建てられた味噌蔵は、平成8年に国の重要文化財に指定されています。
これまで江戸時代の味噌屋の経営状態を知ることができる史料は専門家による調査が始まるまでは分かっていませんでした。
昭和62年3月、岡崎地方史研究会研究紀要15号に市史編さん事務局長・岩月栄治氏の「八丁味噌の研究概要」が発表されるなどして史料の模様が分かってくると社内に「これなら史料館を建設して広報活動ができる」とという機運が高まり、昭和62年10月31日付の中日新聞には史料館計画の記事が掲載されました。
史料館は当社の考えを基に、明治40年建築の味噌蔵を改造し、内部は松坂屋がデザインして平成3年12月1日にオープン、人形7体で昔の味噌造りが分かりやすく展示されています。
引用:カクキューHP
伝統的な味噌造りの方法を目に見える形で後世に伝えたい…。
そんな気持ちから伝統的な味噌づくりについて見学できる貴重な体験ができます。
料金・営業時間・予約は必要?土日はやってる?
住所 | 愛知県岡崎市八帖町字往還通69番地 |
電話番号 | 0564-21-1355 |
営業時間 | 10時00分 ~ 16時00分(土日は9時30分〜16時00分) |
料金 | 無料 |
定休日 | 12/31、1/1 |
カクキュー八丁味噌の郷は無料で工場見学できるスポットです。
予約なく入ることができ、毎時00分、30分開始のガイドつき見学があります(12:30の回はお休み)
お盆や年末年始の営業についてはホームページでお知らせがありますので、詳しくは下記よりご確認下さい。
なお、土日は基本的には営業していますが、大型連休時には混雑が予想されますのでご注意ください。
カクキュー八丁味噌の郷の見所・撮影スポット
カクキュー八丁味噌の郷での撮影スポットや見所は次のとおりです。
まず蔵の中に案内されこの看板に驚き。この絵は豊臣秀吉と蜂須賀小六(家臣)の出会いが描かれています。
その昔、豊臣秀吉(幼名:日吉丸)が放浪し、この近くにある矢作橋で蜂須賀小六と出会う、という江戸時代の絵本の話が描かれているそうです。
NHK朝の大河ドラマ「純情きらり」の撮影ロケとしても使われていたカクキュー八丁味噌の郷ということで、宮崎あおいさんのサインなどが掲示されていました。
186センチある私でもすぽっと入りそうなくらい大きな味噌樽。
この写真は当時を再現したジオラマですが、この大きな味噌樽で生産をしていて今は機械で作っているのかな…
と思いきや、今でもこの大きな味噌樽を使ってお味噌を作っています。
この上にバランスよく積まれている石は、震度7の地震でも落ちないのだそう。
工場見学した親子の感想
カクキュー八丁味噌の郷を親子で体験したリアル感想は次のとおりです。
- 伝統的な製法を見せれた
- 名古屋の味噌文化を伝えれた
- 冬は寒いので上着が必須
私の子供はまだ4歳ですが、他の工場見学と比較しても室内ではあるものの暖房設備などはないので冬は寒く夏は暑いです。
冬はコートなどの防寒着、夏は水分補給ができるように準備しておでかけください。
また愛知県の工場見学の中でも非常にレトロ感があるので小さすぎる子供にとっては体験できるものも少なく退屈になる可能性もあります。
私の息子はみそ汁大好きなため、味噌蔵も興味深々でした。
アクセスや駐車場について
車であれば、東名岡崎IC、豊田東ICより車で15分、最寄りの交通機関であれば岡崎公園前駅から徒歩で5分です。
お得な情報・クーポンについて
カクキュー八丁味噌の郷の見学をすると嬉しい特典が2つあります。
まず、工場見学の最後に温かいみそ汁(赤味噌のみそ汁と赤だしのみそ汁)と、味噌こんにゃくの試食がいただけます。
そして、お土産として八丁味噌パウダーを一人一つずつもらえます。
以前は赤だし味噌がもらえたのですが、味噌パウダーへと変わっていました。
なお入館は無料なので、お得なクーポンなどはありません。
八丁味噌はオンラインでも買うことができる
お土産コーナーにはたくさんの八丁味噌や味噌をつかった商品がおいてあり、工場見学の後に買い物をすることができます。
この赤だし味噌は人気商品の一つで、見学後に購入されていた方も多く見かけました。
我が家も親戚への贈答品で一つ購入しました。
これらの商品はオンラインでも購入ができますので、「うまい赤味噌」を是非一度味わってもらい、その上で工場見学してください。
カクキュー八丁味噌の郷のまとめ
いかがでしたでしょうか。
カクキュー八丁味噌の郷は他の工場見学にはない歴史を当時の建物そのまに見学できる施設です。
小さな子供にもものづくりの大切さを教えることができるだけでなく、普段口にするものが沢山の人の手によって作られるということを感じてもらえる良い機会でした。
名古屋民、愛知県民にとって赤みそはポピュラーですが、他県民からすれば味が濃く辛いイメージが強く、赤だしなどは敬遠されがちです。
工場見学してはじめて赤味噌は大豆を「蒸す」、白味噌は大豆を「煮る」違いがあり、特別何かを加えたりしたものではないということを知りました。
それだけ知らないことが多いことを知れるのは親子にとってどちらにも有益な工場見学だと感じました。
まだまだ、愛知県内にはたくさんの工場見学がありますので、地元として随時レポートしていきます!